半導体から見えてくる人生設計~TSMCが日本を変える日がくるのか~

半導体から見えてくる人生設計~TSMCが日本を変える日がくるのか~

前回も台湾地震の関係で、台湾を取り上げました。

今回も引き続き、台湾について書かせてください。

それも、TSMCについてです。

前から、しつこいくらいこのブログで熱く語っています。

今、本当に半導体がきているんです!!

知識を得るために、私もいろんな本も読み漁りました。

一番ためになった本がこちら↓です。

半導体って一体なんのことですか?と思われる方はぜひ、こちらをどうぞ。

日本全国にいろんなところで、半導体関連の工場が建設中。

今、逃したら、日本は確実に世界の潮流に乗り遅れます。

だから、いま、言いたいのです。。。

政府もこの半導体合戦を後押ししている最中です。

私たちの生活にも直結してくる半導体。

スマホ、パソコン、家電製品、車、バイク、家、その他いろんなものに渡ります。

半導体なしでは、もう私たちの生活は成り立たなくなるところまできていると

いっても過言ではないのです。

半導体が活気づくかどうかで、

日本の世界的立場も大きく変わってくるはず。

だから、あえて、今回取り上げます。

個人的に今まで学習してきたこと、

知識を得たこと、すべてを賭けて、

書いてみます。。。

半導体を制する者が世界を制する

かつては世界シェア50%以上もあった時代があった日本。

日本がバブル経済だった時期と半導体がピークだった時期は、ぴったり重なる。

その時代から日本の半導体シェアは坂道を転がるかのように落ちて、

2021年には10%まで低下した。

「半導体を制する者が世界を制する」を合言葉に、

半導体産業の再興を目指す国のプロジェクトが、

台湾半導体受託生産の巨頭・台湾積体電路製造(TSMC)の

熊本誘致を起点に動き出した。

TSMC 熊本工場の開所式 政府は第2工場への7,320億円補助も発表 2024.4.3

政府は半導体を戦略物資と位置づけ、

約4兆円もの国費を投じて、各地の工場を支援するという。

国内生産強化と両輪をなす次世代品の量産も実現させ、

再び日本が世界をリードする未来図を描く。

TSMC」と「SONY」

台湾TSMC ソニーグループ 熊本県に半導体工場建設 正式発表 2024.4.3

「日本での生産を検討している。ぜひ協力してほしい」

TSMCの最高経営責任者(CEO)は2021年1月、台湾で面談したソニーグループ会長に日本進出の意向を伝えたという。

TSMCにとって、ソニーは日本で最重要の顧客。

その縁が決め手となって、2021年11月、ソニーの拠点がある熊本県での工場建設を発表した。

政府は、米国やアジア各国に大きな後れを取る半導体産業の復活に向けて、

2021年~2023年度の3年間でなんと総額4兆円という前例がない支援を用意した。

その金額、4兆円である。

国費といえども、ものすごい金額。

この中から、TSMCの熊本第一、第二工場に最大1兆2080億円の助成を決めた。

外国企業の日本への誘致により、台湾の半導体ファウンドリのトップメーカーであるTSMCは、

21年10月、熊本県に進出することを決めた。

しかもTSMCの単独出資ではなく、

ソニーの半導体部門であるソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)と、

自動車の部品サプライヤー大手のデンソーも出資して、

JASM(Japan Advanced Semiconductor Manufacturing)と名乗り、

熊本県菊陽町に工場を設置することになった。

この発表時点では、TSMCを誘致したからといって

、日本の半導体産業が活気づくかどうか疑問視する声はあった。

しかし、22年11月には日本企業による最先端の2nmプロセスの半導体製品を製造することを、

目標に掲げるラピダスが本格的な活動を開始、23年2月には北海道千歳市に工場を建設することを決めた。

こういった動きが始まった背景には、

半導体産業の経済的・社会的な価値を電子産業よりも製造業全体が認識するようになったことが大きい。

その結果、政府の認識も高まり、経済産業省は、

2021年6月「半導体・デジタル産業戦略」を発表し、その後、法案として修正、議会を通過させた。

この結果、一企業のためであっても補助金を出せることになった。

半導体は国の命運がかかっている

半導体は国の産業競争力と経済安全保障の両面で鍵を大きく握る。

命運がかかっているといっても、過言ではない。

「外資であっても、いつか儲けて税金で返してくれればいい」

「供給する側に回るかどうかが国の行く末を決める」

こうした思惑が、海外企業に対する破格の支援の背中を押したと言われる。

また、政府は、人工知能(AI)などに使う最先端品の量産を目指すラピダス、

光技術を使った半導体の開発を主導するNTTなどにも財政支援を広げている。

次世代技術の芽を育て、先を行く台湾に対抗する狙いもあるという。

破格の好待遇

TSMCが地元の就職事情に地殻変動をもたらしている。

破格の好待遇と半導体への関心の高まりは、

学生はもちろん転職希望者も吸い寄せる。

ただ、賃金相場の上昇に中小企業からは悲鳴に近いものが上がっている。

地元半導体関連企業の就職合同説明会の様子。

TSMCの工場を運営する子会社のブースは用意していた席がすぐに埋まり、

立ち見で説明に聞き入る求職者も。。

ある看護師は「半導体がいま熱い。30代半ばになって、世界を広げてみたいと思った」と

興奮気味に話し、転職を考えている最中だという。

それもそのはず。

TSMC子会社の大卒初任給は、なんと熊本県職員より約7万円も高い約28万円。

今年4月には昨春の約2倍の256人が入社したという。

年内に建設を始めるとされる第2工場は、九州を中心に1200人程度を雇用する予定。

また、熊本県教育委員会のよれば、今までは進学先は資格が手に入る医療系の人気が高かったが、

今は工学部が人気が高いという。

それも、TSMCの影響だと考えられる。

「入試で面接する中学生の9割が半導体企業への就職を希望している」という。

熊本県の最大銀行である肥後銀行は4月、全行員を対象に5・8%の賃上げも実施した。

大卒初任給も24万円と2万円も上積みし、来年4月には26万円にするという。

「TSMCの水準に追いつかないといけない」

一方の中小企業は嘆きの声が聞かれる。

「TSMC関連の時給が高い先に人が流れているが、うちはこれ以上高くできず、限界だ」

「人が集められず、新規の仕事は断っている」というのは、あるビル清掃会社の担当者。

半導体人材育成の面で、九州大学&TSMC が包括連携。

さらに、大学も動き出した。

九州大学はTSMCと人的交流などの包括連携の覚書を締結したと発表。

熊本県菊陽町に工場を建てたTSMCと半導体分野の研究と人材育成で協力していくのが狙いとしている。

九州大によると、

TSMCの技術者や研究者による大学院での講義を4月から実施予定。

学生に同社へのインターンシップの機会も提供するという。

半導体人材の育成は急務となっているがゆえの、方策だと思う。

九州は、梅雨時期は特に雨量が多く、水量には困らない。

そんな地理的状況もあって、九州・熊本に工場を建設。

半導体の最大手が熊本に集まるとなれば、

誰でも、働きたいと思うはず。

これからは

私も、我が子を、できれば工業系に進めたいと思っている。

これからは、必ず、半導体がくると信じているから。

高待遇も必要だけれど、一番はやりがいではないか。

半導体ができるまでには、たくさんの工程をクリアしなければならないと学んだ。

そんな仕事を任せられるようになれば、いろんな経験ができ、

やりがいも生まれるのではないか。

そんな未来がある仕事に、

わが子を是非就かせてみたいと、

最近思うようになった。

日本の半導体に対する莫大な投資が、いつか身を結ぶことになれば、

そこで働く人もいきいきして、

仕事が楽しくなるはず。

そうすれば、ワークライフバランスが完結して、

人生も華やかになる。

そんな人生を歩ませてあげたい。。。

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