サッカー天皇杯 川崎が3大会ぶり2度目の頂点へ

サッカー天皇杯 川崎が3大会ぶり2度目の頂点へ

第103回天皇杯全日本選手権~東京国立競技場~2023.12.9

天皇杯の決勝。

東京には行くことができなかったが、TVでLIVEで見た。

すごい激闘。

延長戦でも決着せず、PK戦でも10人目でようやく勝負あり。

本当に凄まじい決勝にふさわしい激闘だった。

見ていて、手に汗握るすごい試合を見ることができた。

これまでさまざまな決勝戦を見てきた中でも、3本の指に入るほどの激闘だった。

あらすじ

柏と延長を終えて、0-0で突入したPK戦を8-7で制した。

来季のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(略して、ACLEと呼ぶ)出場権も獲得した。

川崎は柏に攻め込まれる展開が続いたが、GKチョン・ソン・リョンの好守もあり、なかなか得点を与えなかった。

10人目までPK戦はもつれ、最後もPK同士との戦い。

チョン・ソン・リョンが相手GK松本のキックを止めた。

優勝クラブには1億5千万円の強化費が付与されたという。

まれに見るPK戦

10人目にもつれたPK戦。直前に自ら決めたGKチョン・ソン・リョンが相手キッカーのGK松本と対峙。

「2位では記憶に残らない」

川崎のGKチョンがキッカー。

ゴール右隅、神コースと呼ばれるところにボールが吸い込まれる。

次、柏のGK松本がキッカー。

優勝への執念を込めて試合を終わらせるありったけの力を込めて、右に跳び、球をはじいた。

決着あり。

仲間にもみくちゃにされる。

最高の笑顔。

日本語で「めちゃめちゃうれしい」と笑顔が印象的だった。

川崎の苦しい戦い

J1で8位と苦しんだ今季を象徴する戦いだった。

柏のプレスを回避できず、荒れた芝の影響もあって思うようにパスをつなげない。

前線へのロングボールも拾えず、速攻を浴びる悪循環に何度も陥った。

シュート数で圧倒された前半の流れを最後までずるずるひきずった試合となる。

タイトルを引き寄せたのは苦しいシーズンで培った意識。

「自分たちから崩れることをしない」

前向きな言葉を掛け合い、シュートへの寄せ、球際の厳しさを徹底した。

特に、家長選手の球際の強さが印象的だった。相手との駆け引きで体を当て、ラインぎりぎりまで粘る。相手がどんなに足を伸ばしてきても、体をぶつけることで相手に思い通りにさせないプレー。

見ていて、プロの凄まじさ、本気度を改めて感じさせてもらったシーンがあった。

ポーカーフェイスの家長選手。

やるときはやる。仲間にも時には厳しくプレーを追及するときがあるという。

極め付きはGKチョン・ソン・リョンで、裏に抜けた柏・細谷との1対1を見事に防いだ。

抜けたと思った瞬間だったが、防いでみせた。さすが、プロ。

シーズン終盤で持ち前の勝負強さを取り戻し、大一番でも120分間を踏ん張りぬいた。

「タイトルを奪取することで、やってきたことが正しかったと証明された」

苦しみぬいた主将・橘田の一言。

苦しんだ末の、一味も二味も違う優勝を手に入れた。

来年2024年、2月17日に東京・国立競技場で、富士フィルム・スーパーカップでの対戦も決定。

J1王者の王者のヴィッセル神戸と川崎フロンターレが激突する。

主将 橘田健人選手

鹿児島の強豪・神村学園高から桐蔭横浜大に進学。

高校からのプロ入りは叶わなかったが、大学で課題の守備を磨いた。

早くも大学1年時に頭角を現し、運動量や球際の強さを武器とする大学屈指の選手に成長した。

複数のクラブが争奪戦を繰り広げ、J1王者の川崎に加入。

今季はじめてのうれし涙

今季、クラブ史上最年少で主将に就いた25歳のMFが高々と天皇杯を掲げた。

主力を張った昨季は無冠に終わる。

その悔しさをバネに、今季重責をあえて買って出て、タイトル奪取に貢献。

「1年間苦しいことばかりだったけど、みんなで優勝できて本当に幸せ」

昨季流した悔し涙が、大粒のうれし涙に変わっていた。

体を張れる主将

今季は鬼木監督から「どんなに苦しい試合でも走って体を張れる存在。彼の成長がチームの成長につながる」と主将を託された。

しかし、その期待と裏腹にリーグ戦では結果が出なかった。

一時、メンバー外にもなり、出番を失う苦境にも陥ったという。

こだわったことが「腐らずにやること」

自身の成長にも目を向け、居残りで基礎練習に地道に取り組み、夏以降思いっきりの良さが戻ったという。

レギュラーを取り戻し、10月以降公式戦無敗とチームを支えた。

一児のパパ。

「子供が大きくなっても現役でサッカーができるように、ずっと頑張りたい」

目を輝かせる若手のホープだ。

まとめ

PK戦で10人目で臨んだ柏GK松本選手はキックが阻まれるとその場にうずくまって動けなかった。

「悔しい気持ちを、ただの経験で終わらせない」と誓う。プロのすごさを感じたところだった。

井原監督も「やろうとしていたサッカーを選手全員が表現してくれた」と選手をねぎらっていたのが印象的だった。

決勝などで勝負に決着がつくとき、スポーツのすごさ、大切さを改めて感じる。

今まで、頑張ってきたことが証明されるチーム、結果が及ばなかったが次につなげようと執念を燃やすチーム。

対照的だが、優勝したいという執念が永遠と続くからこそ、日本のスポーツは進化し続けるのだと思う。

来年はどのチームが、優勝というタイトルへの執念を現実のものと輝かせるのか、楽しみだ。

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