ポーカーフェイス中日 涌井投手 ~プロ1年目から20年連続勝利~
いつも寡黙で、淡々と投げる姿。
どんな場面になろうと、
全く動じない。
塁にランナーを出そうが、
2塁へ盗塁されようが、
ホームランを打たれようが、
見方が守備で失策をしようが、
いつも絶対に慌てる顔を見せない。
それが、中日の涌井秀章投手。
こんな投手も今では、珍しくなった。
年を重ねるごとに、
勝利も付いてきて、
いい球を投げる。
球速はそんなにないのに、
ただ、ただ、
自分のスタイルを追求した球を貫くだけ。。
そこには、なにか自分の信念があるのか。。
昨日の試合も、粘りに粘って、7回途中まで無失点と好投。
2005年のプロ入りから、20年連続となる白星をつかんだ。
プロに入って、20年。
20年間ずっと、マウンドで1人で闘って、
勝ち投手になっているということだ。すごいこと。
1年も休まず、勝ち星を得る投げる術とはどんなものなのだろうと、
想像してみるが、その偉業のすごさが分からない。
プロ入りして、常に勝ちを付けてきたということ。
ほんとに投げることが好きで、常に自分に磨きをかけなければ、
成せる技ではないと思う。
ほんとにすごいことだ。
これが、ほんとにプロのピッチャーということかもしれない。
通算160勝目。
節目に到達しても、
いつものポーカーフェイスを崩さず、
それどころか、
「別に大したことではない。
やるべきことをやれば、結果は付いてくる。
表彰もないので、
興味がない」ときっぱり。
男の中の男だ。
こういう姿勢がファンには、たまらない。
何度も得点圏に走者を背負いながらも、
ギアを上げ、
無四球の制球力でしのいだ。
2月の沖縄キャンプでは、
実戦形式の練習に入るまで、
ブルペンでひたすら直球を投げ込んだという。
変化球は一球も投げない。
ベテラン流の調整で、
投球の基本となる真っすぐに磨きをかけてきた。
ピッチャーに転向した根尾投手も、
そんな涌井投手の姿、投球術などを見習っているという。
ベテランに達しようが、
変わらない投球練習。
毎年そうやって練習してきたことが、本番でも通用するということを
証明してきたからこそ、若手もお手本として、
見習う。
私も、仕事でも、
そんな人間になりたいと思った。
前の週のヤクルト戦で史上24人目となる2000奪三振を達成した。
37歳にして、
大きな衰えは全く見せない涌井投手。
これで、チームは今季初めて一つ勝ち越した。
チームへの貢献度は計り知れない。
わざわざマウンドに足を運んで、交代を伝えた立浪監督は、
「尻上がりに球も低めに集まって、良くなっていった。
言うことはない。」
と大絶賛だったという。
たまには負ける時もあると思う。
そんなときはどうやって、冷静な自分を取り戻しているのか、
一度でいいから聞いてみたいと思う。
野球が仕事。。
野球という仕事にどうやって真摯に取り組んでいるのか。
涌井選手に限らず、活躍している野球選手は、仕事への意気込みやモチベーションを
どのように維持しているのか、聞いてみたいもの。
なんでも、仕事を頑張っている人には、必ず見習うべきところがある。
これからも頑張ってほしいと願うばかりだ。
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