初めて裁判を見に行きました。
大学で法律を専攻していたこともあり、
一度は見に行ってみたいと思っていた、生の裁判。
たまたま開いていた裁判員裁判を生で見学しました。
前から興味があったのですが、
なんとなく敷居が高い気がして。
なかなか行けず仕舞いで終わっていました。
しかし、今日はなんとか勇気を振り絞って、
10時前に裁判所に到着。
駐車場がないかと思いきや、
裁判所にも、一般人に向けて、
駐車場も確保してあるんですね。
裁判所に入ったら、
なんか手続きが必要だと思っていたのですが、
全く手続きいらず。
裁判所に入ってすぐに2階に法廷があることが判明。
警備の人もおらず、
ほんとに厳粛なイメージの裁判所とは違い、
開かれたイメージが持てました。
玄関入って、すぐ右側に階段があり、そこから法廷のある2階へ。
1階には売店や自販機もあり、便利です。
2階に上がると、そこはやはり裁判所。
空気が研ぎ澄まされている感じがしました。
法廷入口の前に、裁判の内容が書いてある案内が・・・
事件名(罪名?)が書いてあるのが目に入ると、
さすがに身が引き締まり、裁判所だなと実感。
法廷も建物を二手に分ける形で、両側に数か所ありました。
写真がとれないので、あしからず。
法廷入口にも数か所あり、
「裁判官入口」とか「検察官・弁護人入口」、「傍聴人入口」などが書いてありました。
傍聴人入口には、小窓があって、そこから法廷内が覗き見ができるようになっており、
今どんな状況なのかが分かるようになっています。
で、私はある法廷に入りました。
そこは、〇〇未遂の法廷。
法廷としては、一番広かったのではないかと思います。
テレビで見るあの法廷です。
中央に裁判長。
その両側に裁判官が1名ずつ。
そのまた両側に裁判員が3~4名ずつ座っていました。
その前に裁判所書記官が。
そして、向かって右側に検察官、左側に弁護人が2人。
弁護人の横に、被告人が座っていました。
被告人のそばには、刑務官らしき人が3人。見張っているのですね。
10時過ぎから、開廷。
傍聴席には、一番前列の右に、証人が座っており、その横に記者が1人。
一般の傍聴人らしき人は、約10人前後でした。
傍聴席はおおよそですが、50席くらいはあったのではないかと思います。
傍聴人は自由に出入りできて、裁判中も何人か途中で入ってきた人も何人かいました。
傍聴自体は自由なので、出入りもできるのですね。
そして、いよいよ口頭弁論が始まりました。
今日は、主に証人の発言中心の裁判だったのでしょうか。
開廷してから、証人が裁判官の前で宣誓して、
検察官に問われる形で、
ずっと証言を行っていました。
被告人はそれをずっとそばで聞いている形。
事件発生時の生々しい様子や、証人の発言から、
怖ろしさを何度も実感することでした・・・
と同時に、いつもはテレビでしか、事件のことを知る機会はない中で、
目の前で、被告人が裁判長に質問され、一つ一つ応えている様子に、
事件はこのように解決されていくのだとあらためて実感。
法治国家であることに、あらためて気づかされた気がしました。
いつ自分の身にもふりかかるかもしれないと考えると、
悪いことはしてはいけないのだと本当に痛感しました。
裁判長が「休憩をとります」と、間で何回か休憩をとるたびに、
被告人が立ち、そばにいた刑務官から、手錠をはめられ、
なんらかのひもを体に巻き付けられながら、法廷から出ていくときの姿は、
罪を犯すとこのように拘束されるのだと、
見せつけられた気がします。
裁判を傍聴することで、日頃見られない社会的更生への手段を見る機会、
さらにこれが社会勉強にもなるのだと痛感しました。
裁判員の方からも、3人程、証人に対して、質問があり、
その中でも、証人が一つ一つ言葉を選びながら、証言していたことも印象的でした。
一つ間違えば、偽証罪に問われます。
適切な証言をしないといけないことが分かりました。
我が子にも、今夜傍聴したことを話せればと思っています。
日本は法治国家。
法律に基づいて、罪が下される・・・
また、機会があれば、傍聴に行きたいと思います。
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