警察は大丈夫!?~一体、内部で何が起こっているのか・・~

新聞などいつも読んでいると、とりわけこの記事が気になるのは、私だけだろうか。

鹿児島県の警察官の不祥事が最近になって、多すぎるのだ。

以前は、またか・・というくらいの気持ちで記事を読んでいたものだったが、

最近では、

ん??

と思うほど、立て続けに不祥事が起きている。

その事実がこれだ。

立て直しができればいいと思うが

上の事件のあった後、5月末にこんな事件も発生した。

31日、職務上知り得た秘密を職を退いた後に漏らしたとして、

3月まで県警本部生活安全部長を務めた元警視正、

職業不詳の男(60)=鹿児島市紫原5丁目=を国家公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕した。

県警は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。

最高幹部の一人である生活安全部長経験者の逮捕は極めて異例だ。

4月以降、不同意わいせつと盗撮の疑いでも現職警察官が逮捕された。

野川明輝本部長は30日の県議会代表質問で「コロナ禍で人間関係が希薄になったため」と一因を挙げたが、

県民からは「本気で言っているのか」とあきれる声が聞かれた。

今回の逮捕はその発言翌日の出来事で、自浄能力に疑問符が付く。

県民から言わせてもらえば、当たり前の話だと思う。

国家の警察たる組織が本部長が謝罪した後、数日してまた不祥事。

それも、ただの現場の警察官が起こした事件ではないのが、

正直言って、腹が立つ。

それも、定年退職する前日くらいに昇進を果たした後、すぐに定年して退職している。

警視正以上になると、地方公務員から国家公務員になるのだとか。

昇進を果たした後、定年したということは、退職手当も相当いただいたはず。

普通の人の感覚では、成し遂げられない異常な感覚だ。

悪いことをしていても、それが平然とまかり通り、

その挙句、昇進をした数日後に定年退職して、退職手当もたっぷり。

これでは、税金を払っている我々県民は納得がいくわけがない。

有権者が起こるのも当然の話である。

県警のトップである本部長が謝罪しても、こんな事件がすぐに起こるのでは、

なんのための謝罪なのか、分からない。

立て直しが本当に図れるのか。

トップ交代。

そんな簡単なことでは済まない気がする。

しかし、

なぜ、今になって、こんなに不祥事が多発しているのだろうか。

不思議でたまらない。

警察官ではないので、内部のことなど分かるはずもなく、他言無用なことは分かっているが、

普通の企業であれば、超が付くほどの一大事である。

県民の信頼があってこその公務員。

それも私たちの生活を守ってくれる存在の警察官・・

会見でも

逮捕後の記者会見に野川本部長の姿はなく、コメントが代読された。

逮捕後の記者会見で西畑知明警務部長は

「極めて遺憾で改めて深くおわびする。より抜本的で網羅的な防止策を進める」

とする野川明輝本部長のコメントを代読した。

県民はおろか、県警内部からも、

「これまでの県警の謝罪姿勢こそ現場の士気を下げている」という不満の声が漏れる。

これ以上、県民の失望を広げるべきではないと本気で思う。

また、

相次いで逮捕された事態を巡り、野川明輝本部長は30日、

一因として「新型コロナウイルス禍など社会情勢の変化を受けて人間関係が希薄になった。

非違事案の兆しを組織として把握できなかった」などと説明した。

果たして、こんな説明で県民が納得できるのか。

今さら、新型コロナによる人間関係希薄が原因で、2020年から続く一連の不祥事の発端がそこにあるのかと

言われると、とても納得がいきそうにもないし、

もっと違う側面に原因があるのでは?と誰もが考えるのではないだろうか。

一番頼りにされるべき存在の警察がこんなに不祥事が続いたようでは、

誰を頼ればいいのか分からなくなる。

苦情の電話もすごいと聞く。

これらの不祥事を受けて、県警にはこれまでに,

「警察は何をやっているんだ」「信頼を取り戻す努力をしてもらいたい」

といった苦情や意見、約240件が寄せられていることが定例会見で明らかになったという。

内訳は情報漏えい関連が約90件、不同意わいせつ関連が約50件、盗撮関連が約100件。

また県警は、これまでに情報の漏えいが確認されている304人に順次、通知と謝罪を行うとしているが、

29日現在で258人に通知と謝罪を行ったということです。

現職警察官が一番つらいのでは?

しかし、糾弾されるべき人物は、一部の警察官だけであることも忘れてはならないと思う。

職務を全うしている警察官には、

公務員としてのプライドがあるわけであるし、

日々地域の安全と平和な治安を届けてくれているのは、まともに働いてくれている警察官のおかげであるから。

そのことは忘れてはいけないことだし、

色眼鏡で、警察を揶揄してもいけないことだと個人的に思う。

しわ寄せを被るのは、24時間体制で治安を守る現場の警察官。

あるOBによると、

「信頼が失墜した中で職務にあたるのはつらいだろう。

必ず後輩たちが頑張ってくれる。使命感は消えていないはずだ」と思いやったという。

そのとおりだと思う。

不祥事に全く関係のない警察官にとっては、腹立たしくて仕方がないのではないか。

まとめ

今後は、

内部文書の外部への漏えいを受けて、

内部文書を閲覧できるシステムにアクセスできる権限を見直したほか、

全職員に緊急通達を出して規律の徹底などを呼びかけたということです。

そのうえで、今後、職員の意識や組織風土の改革に向けた課題を洗い出し、

再発防止に向けた対策を進めていくとしています。

まじめに、職務に当たっている、警察官に目を向けて、

膿をこの際、全部出し切ってほしい。

そして、もうこんな不祥事を絶対に出してほしくない。

これ以上、公表されるとなると、県民も本当に黙っていないと思う。

警察の根幹を揺るがしかねない大問題になっていることだけは、

本部長をはじめ、関係者の方に感じていただきたいこと。

そして、

不祥事に手を染めそうになっている方には、あらためて公務員として考え直していただきたいと願う。

警察学校に入校したときは、そんな気持ちで警察官になったのではないはず。

先輩を見て、後輩は育つ。

クリーンな職場で、職務を全うしてほしい。

そして、信頼をできる限り早く取り戻してほしい・・・

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