プロ野球やメジャーでヒーローVS怪我人 ~対照的な二人を追ってみた~

今の野球でヒーローと言えば、

もちろん、大谷選手だろう。

誰もが認める世界的大スターに上り詰めた。

今もなお、大活躍をしている。

テレビで見ない日はないという程、

すごい活躍ぶりだ。

ある解説者は「このまま行くと、誰もが成し遂げたことのない、とてつもない数字を

成し遂げるかもしれない。前人未到の領域を作り出している人物。

歴史上、この人を超える野球人はこれからも出てこないかもしれない」

という。

そこまで、すごい人物、大谷選手。

一方の怪我人と言えば、

巨人の坂本選手と中日の中田翔選手。

日本で言えば、億を超える年俸をもらい、

それでいて、今季なかなか活躍できていない。

そんな今の状況をあらためて追ってみた。

大谷選手 「打つ球をしっかり打てている」

先頭打者ホームラン24号で、

今季MLB最長&球団タイ69年ぶり9戦連続打点。

すごい数字だ。

敵地でのホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場。

4打数2安打2打点の活躍を見せ、チームは3連勝で今季50勝目を挙げた。

第1打席で2試合ぶりの一発となる24号を放ち、

今季メジャー最長、球団歴代タイの9試合連続打点。

通算200本塁打まではあと5本。

第3打席でも右前適時打を放って今季60打点とし、

3試合ぶりのマルチ安打をマークした。

今季折り返しの81試合を終え、

キャリアハイをマークした2021年の46本塁打を上回る48発ペースとなっているからほんとにすごい。

バットがいきなり火を吹いた。

初回、右腕のフレクセンに対してカウント2―2と追い込まれたが、

外角のカーブを粘り腰でスイング。

やや泳がされた形でとなったが、

打球はフェンス際で右翼ファムのグラブに当たってギリギリでフェンスを越えた。

バットを持ちながら打球を見て走っていた大谷選手は、

一塁ベースを踏み忘れたため一塁ベースを戻って踏み直した。

今季2度目、通算8度目の先頭弾を放った大谷選手はそこからダイヤモンドをゆっくり一周。

打球速度93.8マイル(約150.9キロ)はメジャー7年目で最も遅い打球速度での一発だった。

これで今季60打点とし、リーグトップの2人に4打点差をつけている。

打率、本塁打はリーグトップをキープし、昨年同様3冠王を狙える位置につけている。

試合後のインタビューでは

試合後、大谷選手は中継局のインタビューに応じ、

「打つ球をまずしっかり打てて、ボール球を見送れているのが一番いいと思います。

特別なことはしていないですけど、自分のしっかりとしたアットバット(打席)を理解することで、

チームにとってもいい結果が生まれるのではないかと思います。

ブルペン陣に関しては今までずっと素晴らしい仕事をしているので、

1点でも多く取って楽に投げさせてあげたいと打撃陣は思っている」と話した。

なんとやさしい心遣い。

一方の怪我人は

巨人が坂本選手の出場選手登録を抹消した。

今季では初めて。

25日のDeNA戦で23日のヤクルト戦(東京D)から2試合連続、今季10度目のベンチスタート。

両日とも最後まで出番なく終わった。  

25日の試合後には阿部慎之助監督(45)が坂本選手の抹消を発表。

なぜなのか?

坂本選手は交流戦明けの2試合で7打数無安打、

22日のヤクルト戦(東京D)には「7番・三塁」でフル出場も今季初の3打席3三振。

全く打てていないのだ。

ここまで61試合に出場して打率.234(231打数54安打)、4本塁打、18打点と打撃超不振に苦しんでいる。

阿部監督が言うには、

「大城(卓三)と一緒ね。一回リフレッシュさせるんで、身も心も。

本当は最短10日で戻ってきてほしいんだけど、もう一回やり直して、いい状態で。

これ、9月だったらもう終わるからね。

もう一回、自分の体だったり心を見直す。

技術もそうだし、そういう時間にあててくれと言った。

本人とさっきも話して、試合前も話したんだけど、別にネガティブなあれじゃない。

8月、9月でいなきゃ終わるんで。

そのために本人と話し合った結果なんで、決してネガティブにこちら側は捉えてないです」と説明していた。

そんなに甘くないということだろう。

広島や阪神が好調だけに、大黒柱がもっと発奮しないと巨人は持たない。

もう一人の怪我人の

中日・中田翔内野手が26日、出場選手登録を抹消された。

ナゴヤ球場で取材に応じた中田選手は、

「個人的にはすごく情けないと思いますし、体も治すところはしっかり治したい」とコメントした。

今季からドラゴンズに加入した中田選手は開幕から「4番・一塁」として出場。

だが5月15日の阪神戦(バンテリン)で左足に自打球を当て、

さらに自打球が当たった左足をかばってプレーを続行した際、

右ハムストリングに痛みを感じた影響で同16日に出場選手登録を抹消された。

同28日に復帰したが、同30日の西武戦(バンテリン)で左膝付近に自打球を当て、

6月は打率1割、2打点だった。

打撃の状態に関して、

「狂っているところもあるので、もう一度、一から確認しないといけないと思っている。

そういう時間も必要。また一からやっていきたい」と語った。

一からやり直す時間が今季、ほんとにあるのか?

疑問に思う。

こう見てみると

対照的な二人を見ていると、

野球に真摯に取り組んでいるか、どうかというところで

大きな差が出ているように感じる。

大谷選手は、野球以外の時間は、体をゆっくり休め、リラックスする時間にあてるという。

休みはほとんど外には出ず、睡眠に充てるというのだ。

それだけ、野球に没頭している証拠。

に対して、坂本選手や中田選手は、

聞くところによると、

野球が終わった後に、繁華街に出かけたり、

遊びに夢中になるときもあるという。

坂本選手はスキャンダルもあった。

あんなことでは、野球人生を縮めてしまうのも仕方がないのではと思ってしまう。

大谷選手は、結婚前は全くスキャンダルはなかったという。

体にも気をつけ、いつも奥様の手料理に舌鼓を打っているらしい。

そういう食生活や日常生活からも、野球に対する結果が差が大きくなっていく一因なのでは

と思った。

野球といっても、プロは遊びではない。

立派な仕事なのだ。

それも何十年もすることはできない、短命な仕事。

それを考えるのであれば、活躍したければ、

いろんなことを犠牲にして、野球にもっと邁進すべき。

大谷選手のすごさ、あんな状況下であったにもかかわらず、

しっかりと今でも結果を出し続ける根性は、

並大抵のものではない。

だからこそ、坂本選手にしても、中田選手にしても、

もう一度野球に対する価値観を変えてほしいと思う。

そんな甘くない世界であることは一番分かっているはず。

だからこそ、また復帰した時は、

しっかり長く結果を出し続けてほしいと願う。

怪我をすることなく、

長く活躍してくれることを、

本当のファンは待っているはずだ。

大谷選手と同様、再起を願いたい。

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