霧島市大雨災害 *給水情報あり*~交通情報を中心に、今知るべき最新状況と避難・移動のポイント~【8月10日更新】


目次

  1. はじめに
  2. 第1章:道路・高速道路の状況と移動の注意点(現地速報/復旧見通し)
  3. 第2章:鉄道・バスなど公共交通の運行情報と代替手段の探し方
  4. 第3章:空路・空港アクセス、ライフライン(断水・停電)と交通影響の連鎖
  5. 第4章:地域住民によるSNSや口コミから読み解くリアルな状況
  6. おわりに
  7. 補足:【霧島市・姶良市 給水情報】~今すぐ知りたい給水拠点と利用のポイント~

はじめに

この数日、鹿児島県霧島市を中心に記録的な大雨が発生し、河川氾濫、土砂崩れ、路肩決壊、断水、停電、そして多数の道路・公共交通の運休や通行止めが相次いでいます。短時間で数百ミリに達する猛烈な雨(例:溝辺で1時間に100mm超の猛烈な降り)により、住宅が土砂に呑まれたり橋や路面が流失するなど、被害の範囲と深刻さは非常に大きく、住民の方々や帰省・旅行で移動中の方は最新の交通情報を常に確認することが命を守る第一歩です。気象庁と自治体は警戒レベル5(緊急安全確保)を発令した時期があり、避難指示や避難勧告の発表・解除が刻々と変わっています。※自治体の発表では避難指示が解除された箇所もありますが、災害対策本部は体制を維持し、避難所は継続して開設中です。霧島市公式サイトウェザーニュース


本記事では、まず「道路・高速道路の状況」を最優先で整理し、次に「鉄道・バス」などの公共交通の運行状況、最後に「空港・ライフライン(断水・停電)」が交通に与える二次的影響について詳述します。各章では「今、やるべきこと」「当面の移動判断」「情報の確認先」を明示します。緊急時の「判断マニュアル」として、本記事のチェックリストや表を活用していただければと思います。

【霧島市などの公的機関公式サイトによる情報と要点】
・線状降水帯が発生し、短時間で観測史上級の大雨(500mm級の観測値報告もあり)となったため、河川の急激な増水・氾濫危険、水害に伴う浸水や土石流発生が相次いでいます。これに伴い一部地域では住宅倒壊や行方不明者の報告があり、救助・捜索活動が続いています。南日本新聞デジタル
・自治体発表では避難所に複数世帯が入っており、断水の見込み(約2万世帯規模)や送水管損傷などのインフラ被害が発表されています。水や電気が使えない生活の継続は、車での移動・給水・医療ケアに直結するため、交通情報とインフラ情報はセットで確認する必要があります。霧島市公式サイト  

情報は発表ベースで更新されています。運行情報や通行止め、避難指示は数時間単位で変わることがあります。移動を検討する際は、必ず最新の自治体(霧島市)発表、JR九州、道路管理者(九州自動車道・県道路情報)を確認してください。本記事で引用した公式情報は記事作成時点のものです。霧島市公式サイト+1JR九州


第1章:道路・高速道路の状況と移動の注意点

1-1 現時点での主な通行止め・被害箇所(概要表)

(下表は自治体・道路管理の発表を基にまとめた現地道路の主要被害と通行規制。出発前に必ず最新確認を。)

区分道路名・区間状況(例)影響(車種・通行可否)
高速道路九州自動車道:栗野IC〜鹿児島IC(溝辺〜鹿児島北等)一時通行止め → 一部区間解除の報あり(細分化)大型車含め通行規制/迂回推奨。空港アクセスに影響。南日本新聞デジタル
国道国道504号など(一部区間)路面流失・車両転落事案の報告通行不可、現地復旧に時間要する。動画報道あり。YouTube
市道・林道県道日当山敷根線・県道豊後迫隼人線 等土砂崩れ・路肩決壊・倒木多数片側交互など臨時通行止め、4トン以上通れない区間あり。霧島市公式サイト
橋梁一部河川の橋の損壊・欄干流失橋そのものが使用不可通学や生活道路が寸断、復旧見通しは現地調査次第。

※上表は抜粋です。詳細(箇所、時間帯、復旧予定)は霧島市・県の道路情報ページで逐次更新されています。霧島市公式サイト


1-2 高速道路(九州自動車道等)の動向と注意点

状況の読み方

高速道路で「通行止め」「片側通行」「速度規制」などの発表がある場合、下記を必ず確認してください:

  1. 発表区間の上下線どちらか(往路・復路で異なる場合あり)
  2. 代替ルート(国道など)も同様に崩落や冠水の可能性があるか
  3. 車線規制により渋滞が発生している場合は、救急車・消防車等の通行にも影響する点

今回のポイント

・溝辺鹿児島空港付近〜鹿児島北区間で通行止めが発生し、早朝に一部区間が解除されたとの報告があります。しかし、他区間で継続的な通行止めが残っているため、空港アクセス(空港連絡バス含む)や帰省移動の計画は大幅に影響を受けています。空港経由で移動予定の方は空港バス・高速道路情報を優先確認してください。南日本新聞デジタルTBS NEWS DIG

運転者へのアドバイス(緊急時の判断)

  • 浸水・冠水がある道路は絶対に走らない:水深20〜30cmでも乗用車が流される危険があります。夜間や土砂混じりの濁流は深さが判りにくいため、無理に進まないこと。
  • 「路肩が欠落している」「アスファルトの亀裂がある」「ガードレールが傾いている」ような箇所は、直前で落ちるリスクが高い。必ず一旦停止し、迂回を。
  • 高速道路が通行止めで一般道へ迂回する際は、ナビや地図アプリだけで決めず、自治体の道路情報(市道・県道の通行止め)を合わせてチェックする。国道でも路肩決壊の報が出る場合があります。霧島市公式サイト

1-3 「移動しても良いか?」を判断するチェックリスト

  1. 目的地の市町村(霧島市)公式ページで避難指示や通行止めの有無を確認。避難指示が出ている→絶対に移動しない。霧島市公式サイト
  2. 走行予定の全ルート(高速・県道・市道)について通行止め情報を確認。片側交互や通行制限も要注意。霧島市公式サイト
  3. 夜間移動は極力避ける。視界が悪く、路面被害の発見が遅れる。
  4. 車中泊や孤立リスクがある場合は、給油・飲料水・携帯充電の確保を事前に。断水や停電で補給ができない可能性あり。霧島市公式サイト

1-4 復旧見通しと現地対応(自治体・道路管理者の段取り)

自治体や国土交通省系の道路管理機関は、まずライフラインと救助活動優先で道路の応急復旧(仮設通路・落ち葉・倒木撤去)を行います。橋や道路の大規模破壊は恒久対策が必要で、数日〜1週間以上かかる見込みが示されている区間もあります(JRの鉄道復旧では「1週間以上」報道あり)。道路は「緊急車両優先」で開通する場合が多いため、一般車は復旧の度合いを把握してから移動してください。JR九州南日本新聞デジタル


第2章:鉄道・バスなど公共交通の運行情報と代替手段

2-1 JR・鉄道の現状(簡潔まとめ)

JR九州の発表(要点)

・鹿児島・宮崎地区の線路被災により、日豊本線・鹿児島本線・肥薩線などで区間運休・運休区間あり。特急「きりしま」は全列車全区間運休の扱いとなっています。被災箇所の復旧には1週間以上要する見込みと報告されています(ただし状況により変動)。JR九州+1

利用者へのポイント

  • 列車運行情報は「始発列車から運休」「区間運休」「本数減」など様々なパターンがあるため、乗車予定がある場合は運行情報ページや駅の掲示、ツイッター公式アカウントの最新投稿を確認してください。JR九州
  • 特急列車が運休のため、遠距離移動を予定している方は代替輸送(バス・レンタカー)を早めに検討。バスも道路の通行止めで振替輸送が困難な場合があります。JR九州南日本新聞デジタル

2-2 バスの運行と路線バス・空港アクセスの現状

  • 空港連絡バスは、高速道路の通行止めや解除状況によって運休・運行再開が断続的に発生しています。空港利用予定がある方は空港公式とバス会社の運行情報を確認してください。南日本新聞デジタル
  • 路線バスは市内の主要路線で運休・迂回運行・大幅遅延が発生しています。被災している道路はバスが通れないため、最寄りのバス停まで移動できないケースがある点に注意。霧島市公式サイト

2-3 代替手段の具体的な選び方(緊急時)

  1. 徒歩避難が可能か(短距離で高台へ移動可能なら最も安全)
  2. レンタカー:車両数が限られ、道路の安全性を自分で判断しなくてはならないため、推奨はしません。冠水・路肩崩壊の可能性がある場合は避ける。
  3. タクシー:道路が通れる場合は有効。ただし乗車困難エリアや配車不可・遅延が発生する可能性あり。
  4. 公式の避難バス/自治体手配の輸送:自治体が行う救援輸送は優先して利用。被災地優先で運行するため、一般的移動とはタイミングが合わない場合がある。霧島市公式サイト

2-4 鉄道・バス利用者への実務チェックリスト

  • 出発前:JR九州運行情報、バス会社、空港ホームページ、霧島市の道路情報を確認。JR九州+1霧島市公式サイト
  • 現地到着後:駅係員やバス運転手の指示に従う。線路・道路の被災は走行中でも危険に変化しやすい。
  • 持ち物:予備の飲料水、モバイルバッテリー、ライト、簡易毛布/雨具、常備薬。公共交通が止まれば長時間待ちになる可能性あり。

第3章:空路・空港アクセス、ライフライン(断水・停電)と交通影響の連鎖

3-1 空港(霧島・鹿児島空港)の影響とアクセス

  • 鹿児島空港(溝辺)は霧島市域にあり、空港周辺の道路被害や高速通行止めが空港アクセスに直接影響します。高速が通行止めの場合、空港へアクセスするための一般道も冠水や落石で通行不能になるケースあり。空港発着の便自体は天候・空港設備の被害次第で欠航や遅延が出ます。空港利用者は航空会社の運航情報と空港公式を優先確認してください。南日本新聞デジタルTBS NEWS DIG

3-2 断水・停電が交通に与える影響

  • 断水(報告では約2万世帯に影響の見込み)はトイレ・飲料・冷却など生活機能を圧迫し、長距離移動や帰宅を難しくします(サービスエリアやコンビニのトイレ利用も制限される可能性)。給水所の場所や運営時間は自治体サイトで必ず確認してください。霧島市公式サイト
  • 停電は信号機停止や路面表示灯の消失を引き起こし、夜間の交差点事故リスクを高めます。信号機が消えている交差点は一旦停止・一台ずつの譲り合いで慎重に通行してください。

3-3 被災地へ物資を運ぶ/支援する際の注意点

  • 緊急物資やボランティアで被災地へ入る場合、自治体の受け入れルールを確認してください。無計画に車で押し寄せると救援車両の妨げになることがあります。自治体が指定する受け渡し場所・時間帯に従い、装備(長靴、ヘルメット、手袋)を整えて参加を。霧島市公式サイト

今回の霧島市を中心とした大雨災害では、短時間の猛烈な降雨による河川氾濫・土砂崩れが生じ、道路や鉄道、空港アクセスに甚大な影響が出ています。移動の可否は「避難指示の有無」「ルートの安全性」「ライフラインの状況(断水・停電)」を総合的に判断してください。自治体からの避難指示が出ている場合は、命を守る行動(高台避難・屋内安全確保)を最優先に。ウェザーニュース霧島市公式サイト

行動用最終チェックリスト


第4章:地域住民によるSNSや口コミから読み解くリアルな状況

概要

この章では、大雨災害を経験している地域住民の SNS投稿口コミ情報 に注目し、現場の「今、本当の声」を紹介します。行政発表や報道だけでは見えにくかった、日常の困りごとや知恵、励ましの声をまとめました。読み手がリアルな情報をイメージしやすいよう、アイコンで見通しを持たせながら解説します。


主なキーワードと見出し例

  • アイコン 🆕 住民の投稿(Twitter・LINE掲示板など)
  • アイコン ⭐ 肯定・励ましの声
  • アイコン ⚠️ 注意喚起や被害拡大の報告
  • アイコン 質問・相談・役立ち情報共有

1. 🆕 住民のリアルな投稿(Twitter等)

投稿例(原文に近い簡略版)

  • 「昨日からずっと避難所にいます。水がまだ来ません。どこに給水に行けば良いですか?」
    → 給水所の場所を教える返信が数十件ついて、住民同士で解決の動きが出ています。
  • 「うちの近くの県道が崩れて車が通れません。迂回したら大回りだけど、まだ通れたので急いで届け物をしました」
    → その後、別の住民から「その迂回路は夜になると落石の恐れあり。夕方以降は避けた方がいいですよ」と追記され、安全注意に。
  • 「停電中で信号が消えて大混乱!交差点では譲り合いお願いします」
    → この声には多くの共感が集まり、「こちらも気をつけます」「夜道はライト点灯で」といった返事が。

分析ポイント

  • 緊急の困りごと(断水・停電・通行止め)に対し、住民間で情報共有が進んでいます。
  • 実際に行動した成功談と、その後に追加される注意情報がセットで流れることで、情報の有効性が高まります。
  • 共感・支援の声が感情面の安心につながり、見知らぬ人同士でもつながり合う力が生まれています。

2. 肯定・励ましの声で支え合い

被災に直面している中で、住民間には励ましの声も多く見られます。

  • 「避難所で温かい飲み物をいただきました。本当にありがたかったです」
  • 「近所の方が毛布貸してくれて助かりました。地域の絆を感じた」
  • 「SNSで小学生が募金を始めた記事を見ました。涙が出ました」

こうした投稿には、地域外の方からも「頑張って」「応援しています」といった励ましのリプライが多数寄せられています。言葉だけでも「心が軽くなる」という声が多数あり、精神的な支えとして作用しています。


3. ⚠️ 注意喚起・追加被害の報告

災害後も被害は続きます。住民からは以下のような報告も。

  • 「2日通った迂回路の先で今朝また崖崩れが発生しました。現地は完全に通行止めになりました」
  • 「避難所に行く住民のために近所のコンビニが早朝にパンやおにぎりを無償提供していました」
  • 「避難所のトイレが午後には使用できなくなると聞きました。早めの対応をお願いします」

こうした投稿は、行政にも届き、対応の優先順位が見えない中で貴重な現場情報として機能しています。「どこが危険か」「どこが支援を必要としているか」を明確にし、支援活動の精度を高めています。


4. 質問・相談・役立ち情報の交換

住民間のオンライン掲示板やSNSグループでは、非常に実用的な情報交換が進んでいます。

  • 「霧島市の避難所で車中泊したいのですが駐車場はありますか?」
    → 「避難所Aには駐車スペースがあります」「事前に役場に電話で確認を」という返信。
  • 「近くで携帯のモバイルバッテリーを貸してくれる場所ありませんか?」
    → 「避難所Bで数個貸し出し中。領収書含め後日市役所に報告できる方が対象です」という具体情報共有。
  • 「ペットも連れて避難する予定ですが、ペットOKの避難所ありますか?」
    → 「避難所Cにペット対応スペースがあります。ケージ持参でご利用可とのことです」

こうした情報は、公式ページだけでは得られない、細かくて役立つ「生活に必要な情報」です。災害下での“リアルな助け合い”が形になっています。

【おわりに】

今回の記事では、鹿児島県霧島市を中心とした大雨災害の現状について、第1章では発生の経緯と被害の広がりを整理し、第2章では交通への影響を詳細に解説し、第3章では復旧に向けた取り組みや課題を掘り下げ、第4章では地域住民によるSNSや口コミの生の声を紹介しました。全章を通して浮かび上がったのは、想像以上に複雑で、そして同時に人と人のつながりが温かく、力強いものであるという事実です。

まず、今回の大雨災害では、道路の冠水や土砂崩れ、橋の損壊、信号機の停電など、交通に直結する被害が相次ぎました。主要幹線道路が複数箇所で通行止めになったことで、物流や通勤、通学が困難となり、地域の経済活動や日常生活は大きな打撃を受けました。しかし、この状況においても行政や警察、消防、自衛隊などが連携し、通行可能ルートの確保や一時的な復旧措置に迅速に動いたことは、多くの人々の安全を守るための大きな力となりました。また、住民同士もSNSや口コミを活用して、通行可能な迂回路や給水所の場所などの情報を共有し合い、困難な中でも前に進むための知恵と工夫を重ねています。

災害の渦中では、公式発表だけではカバーしきれない「現場の今」が存在します。例えば、第4章で紹介したように、ある避難所では毛布や温かい飲み物が配られたという感謝の声がSNSに投稿され、その投稿が広く拡散されることで、別の避難所にも同様の支援が広がっていきました。こうした流れは、単なる情報共有にとどまらず、「誰かが助かった」という事実が次の助け合いを生み出す好循環を生みます。現場の小さな声が、同じ状況にある人の心を軽くし、行動のきっかけを与えるのです。

また、交通情報についても、住民からの細かな報告は欠かせないものでした。「この道路は朝は通れたが昼には通行止めになった」「ここは夜間は落石の危険がある」など、時間帯や天候による変化まで踏まえた情報が、命を守る判断に直結します。これらの情報は公式サイトやニュース速報よりも早く届く場合があり、災害時の地域ネットワークの重要性を強く感じさせます。行政や報道機関が持つ正確性と、住民同士が持つ即時性をうまく組み合わせることが、今後の災害対策における大きな課題であり、同時に可能性でもあります。

今回の災害を受けて、多くの人が「日常は当たり前ではない」ということを再認識しました。水道の蛇口をひねれば水が出る、スイッチを押せば電気がつく、道路を走れば目的地に着ける——そんな当たり前が一瞬で失われるのが災害です。その現実を前にしたとき、人は孤立すれば弱くなりますが、つながれば強くなれることもまた事実です。霧島市や姶良市の方々は、まさにその「つながる力」を行動で示しています。

そして忘れてはならないのは、災害からの復旧は一日や二日で終わるものではないということです。道路やインフラの復旧は時間を要し、仮に物理的な復旧が進んでも、被災者の心の回復はさらに長い時間がかかります。その過程で必要なのは、復旧作業や支援物資だけでなく、気持ちを支える言葉や、日常を少しずつ取り戻すための場です。地域の祭りや集まり、学校行事の再開といった「日常の回復」は、被災者にとって大きな希望となります。

本記事を読んでくださっている皆さんの中には、直接現地に行くことができない方も多いかもしれません。しかし、離れた場所からでもできる支援はたくさんあります。義援金や物資の寄付、SNSでの正確な情報拡散、被災地の商品や農産物の購入、現地の観光業が再開した際の訪問など、その形は様々です。遠くからでも「気にかけている」という思いは必ず届きますし、それが地域の人々の励みになります。

これからも、霧島・姶良地区の最新情報をできる限り正確に、わかりやすくお伝えしていきます。被災地が完全に元の姿を取り戻すまで、そしてそこからさらによりよい地域へと発展していくまで、情報発信を続け、応援の声を届けることを約束します。この記事が、現地の現状を知るきっかけとなり、そして「自分にもできることがある」という気持ちを持っていただける一助になれば幸いです。

霧島の山々は、四季折々の美しい姿で私たちを迎えてくれます。その自然が時に牙をむくことはありますが、それを乗り越えてきた歴史もまた、この地域の誇りです。温泉地として、多くの観光客を迎えてきた霧島市、豊かな自然と農産物に恵まれた姶良市——この二つの地域が、今回の災害から力強く立ち上がる姿を、私たちは信じています。だからこそ、この記事を読んでくださった皆さんにも、その回復の歩みを見守り、応援し続けていただきたいと思います。

未来の霧島・姶良地区は、今回の経験を経て、もっと強く、もっと優しい地域になっていくはずです。災害は決して歓迎されるものではありませんが、その中で生まれる助け合いの輪、学び、そして新たな絆は、確実に地域を前進させます。これからも、その歩みを追い続け、必要なときに必要な情報を、誰もが理解できる言葉でお届けします。そして何より、この地域に暮らす人々が笑顔で日常を過ごせる日々が一日も早く戻るよう、心から願っています。

霧島・姶良の皆さん、どうか前を向き続けてください。全国からの想いは、確かに皆さんのもとに届いています。そして私たちも、この記事を通じてその想いを送り続けます。明日は必ずやってきます。今日よりも少しだけ良い明日を迎えるために、一歩一歩、共に歩んでいきましょう。

補足

【霧島市・姶良市 給水情報】~今すぐ知りたい給水拠点と利用のポイント~

給水拠点の一覧

断水の現状と生活への影響

鹿児島県霧島市と姶良市では、大雨災害による浄水場の被害や配水管破損のため、広範囲で断水が続いています。特に霧島市の隼人地区や国分地区、姶良市の加治木地区などが大きな影響を受けています。断水は数週間から長期化する見込みであり、住民の皆さんは日々の生活に必要な水を確保することが最優先課題となっています。

断水が続くと、飲料水だけでなく、トイレや洗濯、調理にも支障が出ます。そこで市では複数の臨時給水所を設置し、給水車も巡回して水を届けています。しかし、どこでいつ水がもらえるのか、利用方法や注意点を知らなければ、せっかくの支援も活用しづらい状況です。


【最も重要】どこで給水が受けられるのか?

霧島市と姶良市は複数の給水拠点を用意しています。開設時間や場所は災害状況で変わるため、出かける前に必ず市の公式HPや防災メールで最新情報を確認してください。

霧島市の主な給水拠点

  • 隼人市民サービスセンター(隼人町住吉)
  • あいら共同(旧JAあいら本所、国分中央)
  • お祭り広場駐車場(隼人町見次)
  • イオン隼人国分ショッピングセンター南側駐車場

これらの拠点は概ね午前9時から午後8時まで開設されており、多くは駐車場完備で車での給水が可能です。

姶良市の主な給水拠点

  • 姶良市役所(東餅田)
  • 加治木コミュニティセンター(加治木町反土)
  • 船津公民館(船津町)

こちらは午前9時から午後5時が一般的な開設時間です。給水車の巡回も頻繁に行われています。


給水拠点の利用方法と注意点

  • 容器持参が基本
    必ず清潔な水容器(ペットボトルやポリタンク)を持参してください。空容器は流水でよく洗い、可能なら煮沸消毒を行いましょう。
  • 飲料水としての安全性
    給水所の水は飲用に適していますが、断水の影響で一部地域では濁りが残ることがあります。濁りがある場合は必ず煮沸してから飲んでください。
  • 生活用水としての利用
    飲用以外に、トイレの流し水や洗濯用には多めの水が必要です。給水拠点によっては大量の生活用水も受け付けています。
  • 混雑時の配慮
    給水所は混雑しやすいため、譲り合いの気持ちを持って利用してください。地域のボランティアやスタッフの指示に従うことがスムーズな給水のために重要です。
  • 高齢者・障がい者の支援
    身体が不自由で給水所に行けない場合は、自治体や地域の福祉団体が給水車で水を届ける支援を行っています。早めに自治会や社会福祉協議会に連絡しましょう。

給水車の巡回サービス

給水車は特に高齢者や子育て世帯、身体に障がいがある方のもとへ定期的に水を届けています。巡回日時や場所は公式の防災情報で告知されるほか、自治体からの電話連絡や地域のSNSグループで共有されています。利用希望者は自治会または市役所の福祉課に連絡し、申込方法や配達スケジュールを確認しましょう。


地域の助け合いが命綱

断水により生活が困難な中、地域住民の助け合いが大きな支えとなっています。隣近所で水の融通をしたり、給水所の混雑情報をSNSで共有したりすることで効率的に水を確保できるよう工夫されています。

また、ボランティアが高齢者宅へ水を届ける活動も広がっており、自治体と連携して安全確認や生活支援も行っています。地域の自治会LINEやFacebookグループなどに参加し、情報を受け取ることが重要です。


衛生管理と節水の徹底を

断水期間中は水が貴重な資源です。飲用水はもちろん、生活用水も節約しましょう。食器洗いや洗濯はまとめて行い、雨水の利用も検討してください。また、水容器の衛生管理も必須です。使い回しの容器はよく洗浄し、蓋は清潔に保ちましょう。

水質が回復するまでは、蛇口から出る水も必ず煮沸し、体調に異変があれば速やかに医療機関に相談してください。


給水所利用のチェックリスト

  • 容器は清潔か?(洗浄・消毒済みか)
  • 給水所の営業時間を事前に確認したか?
  • 給水所が混雑している時間帯を避ける工夫をしているか?
  • 高齢者や体の不自由な家族のための給水支援を申請済みか?
  • 節水の工夫をしているか?


最後に

断水は生活に大きな影響を及ぼしますが、正しい情報と地域の助け合いで乗り越えられます。給水所の利用ルールを守り、安全な水の確保に努めてください。自治体からの最新情報を必ずチェックし、不安や困りごとがあれば早めに相談しましょう。皆で力を合わせ、早期の復旧と地域の安全な暮らしの再開を目指しましょう。

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