この猛暑で白菜が高騰
韓国全土を見舞った異例の猛暑の影響で、キムチの原料である白菜の価格が急騰していることが分かった。
それもそのはず。
この猛暑。
日本だけではないのだ。
涼しいところで育つ白菜。
白菜だけではないけれど、キムチが好きな人には白菜が育たなくては食べられないことになる。
そう考えると、キムチが不可欠な韓国人にとっては、痛い話だろう。
本場の韓国のキムチは、本当に日本のものと味が違う。
スパイスと言っていいのか、本来の漬け方なのか、
旨味が凝縮している。
それが、韓国のキムチ。
キムチは白菜だから、おいしいのだという。
キャベツでもなければ、レタスでもない。
葉物でも、白菜でなければ、本場のキムチはできないのだという。
それが、今年は猛暑で不作。
どうなるのだろう。
白菜1株が約1000円
専門家らは、夏季の高温により供給が不安定になっていると指摘。
特に冷涼な気候の高原で生産される白菜が影響を受けているという。
また、「気候変動により、土壌伝染病の発生パターンも変化してきている」
「白菜の立ち枯れを起こす根腐れ病などの菌による土壌伝染病が広がっている」とも指摘されている。
酷暑で苗が枯れたり、強い日差しで葉焼けしたりしているという。
韓国によると、気候変動対策を取らなければ、
夏白菜の栽培に適した地域が2090年までに消滅する可能性があると警告している。
19日の時点で、白菜1株の価格は9337ウォン(約1000円)で、
前年同日比で69.1%上昇したという。
異常気象が、私たちの生活にいよいよ悪影響を及ぼしてきているのがよく分かる。
本当に、地球の異常気象をなんとかしなければいけない、そんな時期に来ているのだと思う。
全世界の人間が、この危機をしっかりと認識して、温暖化防止に向けての行動をとらないと、
食料さえなくなってしまう。
水もそうだ。
結局、温暖化を引き起こしたのも、人間。
そして、その影響をもろに受けるのも、人間。
自業自得なのだろうか。
そう思ってしまう。
地球を勝手に、温暖化させてしまった罪は重い。
後世がこの地球に生き残れなくなる日も迫っているのではないかとさえ思ってしまう。
温暖化がこのまま進めば、猛暑はもっとひどくなる。
極端な話だけれど、今の陸が海に沈むことになれば、人間の住む世界は狭まり、
食料を手に入れるのも、ままならなくなる。
それが、今回の白菜の高騰も一つだろう。
もう、真剣に考える時だ。
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