北アフリカや中東、アジアも同様に、これまでにない暑さに襲われているという。
また、地表面の熱の大半は大気ではなく、海に蓄積されている。
今年の春から夏にかけて、海水温も記録を更新している。
たとえば北大西洋では現在、水面の温度が観測史上最も高くなっている。
この海の熱波は特にイギリス周辺で顕著になっており、例年の水温から5度近くも上昇している場所もあるという。
エルニーニョ現象とは、南米沖で暖かい海水が海面まで上昇し、
海全体に広がることで引き起こされる繰り返し起こる気象パターンを指す。
海が通常より暖かくなると、大気も暖かくなる。
専門家によると、温室効果ガスによって閉じ込められた余分な熱は海面を温める。
この熱は深海に向かって下向きに混合される傾向があるが、ちょうどエルニーニョ現象のように、海流によって再び水面に戻されることもある。
絶望的なことに、気候変動の結果、記録を更新するような高気温が普通になっているのが真実だ。
だから、こんなに暑いのだ。
暑くなって、海水面も上昇。
それが、台風を強くする。
だからこそ、この温暖化をなんとかしなければならないのだ。
2024年の夏は福岡県の太宰府で40日連続で猛暑日に。
7月には栃木県の佐野で41.0℃を観測するなど、危険な暑さが続出し、
2024年6月から8月までの平均気温は平年と比較してプラス1.76℃と、
2023年に並び、観測史上最も暑い夏となった。
日本は将来、どこまで暑くなってしまうのか?
これまでの研究で、地球温暖化に拍車がかかれば、今世紀末には4.5℃の上昇が予測されているといいます。
その4℃を超える上昇とはどれほどなのか。
仮に、日本の気温が約4.5℃上昇した場合、20世紀末よりも猛暑日は約19日も増えるという。
地震や台風で停電や断水が起きているところに猛暑が襲えば、
熱中症など暑さの災害で被害が拡大することが予想される。
“熱疲労”とはどんな症状なのか
急激な体温上昇が原因となる熱中症とは異なり、暑さがじわじわと臓器にダメージを与え、心不全などの疾患が引き起こされるという。
さらに、気温や水温が高くなることでウイルスや菌が蔓延しやすくなり、
2024年に大流行した手足口病など、様々な感染症も流行しやすくなるという。
研究家は
今回の台風10号について、気候変動によって最大風速が7.5%も増した可能性があるという。
また、今回の台風10号クラスの台風の発生頻度は、気候変動がなかった地球での場合は10年間で4.5回ですが、
気候変動の影響があると5.7回に増えるという可能性も指摘している。
温暖化が続けば、さらに大きな被害をもたらすということ。
今、ここで温暖化を防ぐことはできないのだろうか・・・・・?
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