お馴染み、相棒シリーズ。
大好きで、最初から見ている相棒ファンである私。
また、始まるのかと思うと、
水曜日が楽しみになってくる。
『season23』は、杉下右京(水谷)×亀山薫(寺脇)の“黄金コンビ”が復活して3シーズン目。
“初代相棒”時代を加えると、通算10シーズン目となる。
“原点”を超え、大きな“節目”を迎えた右京×薫コンビが、
さらなる高みを目指して新シーズンを駆け抜ける。
特命係の廃止を虎視眈々と狙う野心家の警視庁副総監・衣笠藤治(杉本哲太)、
駆け引きに長け、“鉄の女”の異名を持つ内閣情報調査室トップ・社美彌子(仲間由紀恵)。
おなじみの“食えない面々”が今シーズンも暗躍。
また、捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)や、
「暇か?」でおなじみ、薬物銃器対策課・角田六郎課長(山西惇)。
“相棒ワールド”に欠かせない存在たちも、それぞれの持ち味を存分に発揮する。
もちろん、小料理屋『こてまり』の女将・小出茉梨(森口瑤子)、
薫の妻でジャーナリストの美和子(鈴木砂羽)も、その存在感でドラマに絶妙なスパイスを加えていく。
そして、
初回スペシャルには、
過去シーズンで鮮烈な印象を残した“ある人物”が、意外な姿で登場。右京によって救われ、
生きる意味を見出したはずのその人物が、事件に深く関わってくることになるという。
ストーリーだけ知らされても、なんかわくわくする。
次回も本当に面白そうだ。
『相棒』は2000年6月、2時間ドラマとして産声を上げたが、
その第1作の撮影中、右京×薫の絶妙な距離感に面白さを感じた水谷が成功を確信。
「このドラマ、いけるよ!」と寺脇に手ごたえを伝えた瞬間があったという。
「そんなことがありましたね。スペシャルドラマとして誕生してから、
こんなにも長く続く作品になったことを考えると…彼との出会いはやはり“運命”だったんでしょうね」と、
黄金コンビの歴史に思いを馳せた。
寺脇は「僕はその言葉がとにかくうれしかったんです。その1本目があってこそ“今”があるんだなと思うと、
非常に感慨深いですね」と当時を振り返った。
また、常に“時代”を描いてきた『相棒』シリーズ。
水谷は「『相棒』は今の社会を切り取って描くドラマであり、そのスタイルは徹底して貫いていく。
そういう矜持を、現場が持ち続けている作品です」と断言するとともに、
気になる新シーズンへの期待について、
「今、誰もがひんしゅくを買うことを怖がって萎縮しているような社会になってきた気がするのですが、
『相棒』はひんしゅくを買うことを恐れずに、これからも挑んでいく…
新シーズンでも、“相棒ワールド”はますます進化していきます」
とシリーズのさらなる広がりを力強く宣言した。
右京さんらしく、その哲学が私も好きなところ。
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