久しぶりに、一発が出た
第2打席。
3球目を強振し、グングン伸びた打球は右翼2階席に着弾。
あっという間の球速だった。
久しぶりの本塁打に客席は総立ちだった。
やっぱり、大谷選手が打つと、球場が沸く。
ファンとしては、たまらない。
おまけに、前人未到の50-50がかかっているのだから。
大谷選手は報道陣の取材に対し、
「反撃につながる一本だった」と48号を振り返ったものの、第4打席で空振り三振に倒れた場面の方が、
「得点したかった」と悔やんだ。
50-50へのプレッシャーはあまりないらしく、
「良い打席を一打席でも多く重ねたいというのはシーズン始まってから変わらない」
と平然と、淡々とかっこよく語っていた。
48号を打った瞬間、確信したように仁王立ちした大谷選手。
その場面について聞かれると「難しい球だったが、それを打てたのは良かった」と語った。
あのレジェンドも観戦していた・・
車いすテ ニスで4大大会50度の優勝を誇るレジェンド、国枝慎吾さんも観戦していた。
大きな放物線を一塁側内野席で見つめていたのが国枝慎吾さん。
「大興奮です」。
第1打席からカメラを構え、2打席目で飛び出した一発。
スタンドの光景が印象的だったという。
「今日も17番を着ている人が多いですし、アメリカ人も着ているのが凄まじいなって思います。
日本人だけじゃなく、アメリカ人もユニホームを着て、大谷さんのことを応援しているというのは、
ここにいるだけで凄く誇らしい気持ちになりました」と熱く語った。
米国の自宅から家族や職場のスタッフと一緒にプライベート観戦していたという。
車で3時間かけて、初めて大谷の試合を見届けた。
「あのホームランを見て、来たかいがありました。
初めて見てこんなホームランを見られて本当に今日は最高。ラッキーです」と笑顔を見せた。
また、「米国人の方にもいわゆるヒーローとして、スーパースターとして認められているというのは、
今日この場に来て衝撃でした。(体格も)凄いですよね。
ウォーミングアップをしている時から一人だけ体の凄さは、ここから見ていてもわかるくらい違いました。
凄いことだと思います」と少し興奮気味の国枝さん。
「元気をもらっていますよ。ホームランを打っている日はみんなが幸せになるわけなので、
それだけでも十分な影響力だと思います」と熱気に包まれた球場で感慨に浸っていた。
ご自身も4大大会では男子世界歴代最多50度(シングルス28度、ダブルス22度)の優勝、
パラリンピックで3度の金メダルを誇る最強レジェンド。
そのレジェンドを唸らせるのだから、大谷選手はどれほどの偉業を成し遂げようとしているのかが分かる。
50-50まで、あと2つ。
もし、偉業達成となれば、日本中、いや、世界中がスーパースター「ショーヘイ オオタニ」をスーパーレジェンドとして、
永遠に称えるかもしれない。
そんな瞬間が間近に迫っている。
気が焦るが、早くそれを見てみたい・・・
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