女子やり投げ決勝で、23年世界女王の北口榛花選手(JAL)が、
日本女子のトラック・フィールド種目で日本初の金メダルを獲得した。
夢舞台の表彰台。真ん中に立って金メダルをかけてもらい、
君が代が流れると、また女王の目から涙があふれた。
念願の金メダル、偉業を達成した瞬間だった・・・
見ている側も感動をもらった。
北口選手の笑顔にいつも励まされる。
本当におめでとう!(^^)!
1投目にいきなり65メートル80の今季自己ベストをマーク。
ガッツポーズを見せ、ライバルに重圧を与えた。
昨季から今季にかけての11連勝中、
大半を最終投での逆転で決めた北口選手だったが、
パリの夢舞台は1投で勝負を決めたから、すごかった。
7日の予選は1投目に通過ラインの62メートルを超える62メートル58をマークして余裕の通過。
「当日しかこの競技場で練習させてもらえないので、
練習という意味ではもうちょっと投げたかった」と女王ゆえの悩みも漏らすほどだった。
予選では65メートル超えが1人、64メートル超えが3人。
「仕上げてきている人は仕上げてきている。
今季ベストを更新したいし、いい勝負ができればいい」。
北口も決戦へギアを上げ、世界の強豪を圧倒した。
ライバルが誰も北口の1投目を超えられず、
自身の最終6投前にメダル獲得が決定。
五輪女王としてパリでのラストスローは60メートルに届かずに天を仰いだが、涙があふれた。
優勝者だけが鳴らすことができる競技場の鐘を絶叫とともに鳴らし、歓喜を爆発させた。
「うれしいだけじゃ足りない。言葉にできない。いまだに実感がわかない」
夢舞台の表彰台。
真ん中に立って金メダルをかけてもらい、君が代が流れると、また女王の目から涙があふれたのだった。
日本は深夜ながらもネットでは「やり投げ」「北口選手」がトレンド入り。
「日本人がやり投げで金とかすげえよ」
「1投目での今季ベストとか凄すぎ」
「一発で決めた」
「いつも笑顔が素敵なのに泣いてるとこ見てもらい泣き」
「歓喜の鐘」
「鐘を鳴らした唯一の日本人」
など大興奮の声が上がった。
さらに、
ネットでは北口の“もぐもぐタイム”に注目が集まった。
前半の3投を終え、上位8人による投てきに入る前、
北口選手はうつ伏せになってカステラをもぐもぐ。
SNSでは、
「可愛い」
「オリンピックの舞台は自宅のリビング!?」
「夜更けにニコニコしちゃう」
「脱力のお手本のようなお姿」
などの声が上がった。
日本中も北口選手から元気をもらったようだ。
見ている側も元気をもらえる笑顔。
その笑顔が大輪のおちゃめな素顔を放った大きな瞬間だった・・・
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