【パリ五輪体操女子代表に激震】~喫煙に飲酒に対して、賛否両論~ 猪瀬氏キレる!

母校・順天堂大学のコメント

女子代表チームの主将にしてエースが“五輪辞退”という、まさに異例の事態となった。

母校である順天堂大は19日付けで、公式ホームページ上に、

「本学学生のパリオリンピック出場辞退について」と題した声明を掲載。

謝罪するとともに、経緯や今後に向けたサポートについての考えを明らかにしたのだった。

以下、全文の中から抜粋。

20歳未満の者は喫煙してはならないことは言うまでもなく、

また、上記日本体操協会の行動規範にも抵触する行為ですので、

たとえオリンピック出場という大きなストレスを抱えていたとしても、

その行為自体は認められるものではありません

しかしながら、宮田選手は今回の行為を深く反省しており

これまで日本代表のリーダーとして真剣かつ真摯に練習に取り組み、

大会に出場することを強く願っておりました。

また本学としては、当該選手に対する教育的配慮の点から、

常習性のない喫煙であれば、本人の真摯な反省を前提に十分な教育指導をした上で、

オリンピックに出場することもあり得ると考えておりました。

したがって、この度のオリンピック出場辞退という結果には、

本人が負う社会的ペナルティーの重さへの懸念から、誠に残念な思いでおります。

勿論、本学における学生指導に至らない点があったことは事実であり、

この点については猛省するところであります。

一方で本人も深く反省していることから、

本学としては今後の再起に向けて本人を全面的に指導及びサポートをしていく所存です。

2024年7月19日 順天堂大学」

母校の言いたいことも分かる

コメントを見ていると、

母校の言いたいことも分かる。

宮田選手自身は、今頃、猛省しきりのはず。

まだ19歳。

次のオリンピックは4年後の、23歳。

まだ若いから出場のチャンスはあると思うが、下から次々に若手が出てくる体操界。

そう簡単に日本代表の座は得ることはできないはず。

そう考えると、最盛期ともいえる今のこの年齢で、オリンピック出場、

ひいてはメダル獲得という大いなる夢に向かって羽ばたきたかったはず。

それをみすみす、自分の手で逃してしまったわけだから、

その代償は計り知れない。

猪瀬氏の怒りも分かる気もする

猪瀬氏は問題発覚直後にXを更新し、

「つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。

麻薬じゃないんだぞ‼︎ 規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。

こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!」とぶちまけた。

さらに、

宮田のコーチである原田睦巳氏が会見で声を詰まらせて経緯を説明したという記事を引用しつつ、

「原田監督、いちばん身近なあなたが体を張って世間の風圧に抗し、

宮田選手を庇ってあげたらよかっただけじゃないか! いまさらお涙頂戴は要らない」と綴り、

19歳の夢が潰えた儚さに、絶望ともいえるコメントをぶちまけている。

猪瀬氏の気持ちも分かる。

しかし、行動規範を破ったという罪は重い・・・。

果たして、今回の騒動。

どのような結論が適切なのだろう・・・。

大激震

パリ五輪開幕まで1週間。

日本体操界に大激震が走った。

パリ五輪女子代表の宮田笙子(19)選手が、

喫煙と飲酒行為により代表を辞退したことを発表したのだった。

パリ五輪開幕に向けて、全世界が盛り上がりつつある中、

このニュースを聞いた時、

大変なことが起きたと思ってしまった。

行動規範に対する違反

きっかけは強化本部への「通報」だったという。

重大な「代表行動規範違反」となる可能性が発生したため、

17日に帰国指示、18日夕方には帰国したという。

その後、規定や規範などに違反する事実を確認。

日本協会と本人の話し合いの結果、五輪への出場辞退に至ったという。

では、その行動規範とは何なのか。

行動規範には、

「日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する」、

「日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても飲酒は禁止とする」とある。

もっと、詳しく知りたい方は、こちらをどうぞご覧ください。

↓↓↓

宮田選手が、今回違反したことは、

おそらく、上記の行動規範の中で、

【行動規範】⑧と⑨の違反に該当するのだろう。

【趣旨】においては、

「体操ニッポン」という称号は長い栄光の歴史の中で、先人たちの競技成績だけでなく行動により培われたもの
である。一部の選手や役員の行動により、先人たちが築き上げた栄光の歴史を汚す行為は決して許されない。
そして、日本代表選手・役員はスポーツにおける公正の精神とマナーを尊ばなければならない。

とも記してある。

確かに、体操といえば、日本の鏡となるような存在の競技。

そこで、この行動規範に違反したとなれば、

こういう処罰も致し方ないととらえるべきなのだろうか。

それにしても、

本番まであと一週間。

ここまで、努力してきた甲斐が泡に消えてしまう辛さは本人しか分からないだろう。

19歳にして、喫煙・飲酒したことは、もちろん許されることではないことだとは分かるが、

あまりの速さの協会の決断に、疑問も残る。

規範違反だからという理由は分かるが、

ではなぜそのことが、もっと早い段階で協会は知り得なかったのか、

こんなにギリギリの段階になるまで分からなかったのか。

ここまで把握できていなかったところにも、

ある意味少しは、協会に責任があるのではないかとさえ感じてしまう。

決して、宮田選手自身を擁護しているわけではない。

ただ、何か別の方法で、

五輪出場を叶えさせることはできなかったのだろうかと感じるからだ。

ただ、本人の気持ちを考えると、悲しい。

https://www.instagram.com/p/C7JO7girJ42/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

というか、

他の出場選手への動揺が気がかり。

体操の伝統、歴史は重く、協会も通報からわずか5日での即断に至った。

聞き取りでは

聞き取りによると、宮田選手は、

「事前合宿から相当神経を使い、かなり憔悴した状態だった」という。

所属の順大・原田監督は、

「最初にこのような事態を招きまして、所属の監督として大変申し訳なく思っております。

五輪を夢みて、トレーニングを頑張っていた。

軽率な行動を反省しているかと思う」と涙を流しての会見。

夢にまでみた舞台を目前に、関係者にとっても苦渋の決断となった。

スケボーとは処分が違い過ぎる

スケートボードでは、5月パリ五輪予選シリーズに出場した20歳未満の日本の4選手(男女各2人)が、

現地で飲酒していたことが発覚。

厳重注意、口頭での注意などの処分を受けたが、

4選手とも五輪代表が決定する6月の五輪予選シリーズ(ブダベスト)には予定通り出場。

選手名も公表されていないという。

SNS上では、

「スケボーと処分が違いすぎ」、

「スケボーの飲酒は名前も出されず注意だけだったのにこれは厳しいよな」、

「競技団体で処分が違い過ぎるし、統一した基準が必要では」

との声が上がっている。

ネット上でも賛否両論

陸上400メートル障害の日本記録保持者であり、

世界陸上で2度の銅メダルを獲得した為末大氏が、Xで、

「問題だったとは思いますが、代表権を奪うほどではないと思います。どうか冷静な判断をお願いします」とコメント。

元東京都知事で現参議院議員の猪瀬直樹氏も、

「つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ‼︎

 規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。

こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!」

と持論を展開して、擁護する声明を発表している。

また、前大阪府知事で前大阪市長の松井一郎氏が自身のXを更新。

会見の様子を伝える記事を引用しつつ、

「厳重注意で謝罪すれば良いのに、厳しすぎる」と私見を綴っている。

一方で、

「タバコだけじゃなくて酒もか…しょうがないのか」

「しかも居酒屋とかじゃなくてナショナルトレーニングセンターで飲酒したんか」

「代表の自覚なさすぎ二度と出なくて良い」

といった厳しいコメントも寄せられているのも事実のようだ。

【日本体操協会が会見】喫煙・飲酒…宮田笙子選手が五輪代表辞退
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