創業から270年以上の歴史があって、
鹿児島のシンボル的な存在として愛され続ける百貨店・山形屋。
地元には欠かせない老舗のお店。
そんな山形屋が、私的整理に踏み出すとの報道があったのだ。
私的整理の手法である「事業再生ADR」を昨年12月28日、民間の第三者機関に申請。
金融機関への負債総額は約360億円。
新型コロナウイルスの影響などで売り上げが低迷、経営が悪化しており、金融支援を受けて再建を目指すという。
これまで、いろんな苦境に立たされながらも、
なんとか頑張ってきた山形屋。
しかし、新聞などを見ていると、
鹿児島中央駅周辺の再開発や、谷山周辺の大型ショッピングモールなどで、
客足がかなり以前より減っていたという。
たしかに、
山形屋がある周辺は、こう言ってはなんだが、
若者の客がが以前よりもだいぶ少なくなったという印象がある。
しかし、なんとか倒産せずに、頑張ってほしい。
いざというときの買い物は、山形屋でという人も多いからだ。
お中元だの、お祝い事やお返しものなど、山形屋のものは皆に喜ばれる。
地域に根差した百貨店とはそんなお店をいうのではないだろうか。
今は苦しいと思うが、
なんとか踏ん張ってほしい。
そのためにも、個人的な考えだが、
やはり、サッカースタジアム構想を早く決着すべきだと思う。
北ふ頭なり、鹿児島港周辺に、サッカースタジアムを作るという構想はできているはず。
あとは、具体的にどこに作るのかがまだ決まっていないはずだ。
早くここにできますよと県民なり、日本中に広めることで、
山形屋周辺の土地は自然と注目されるはず。
天文館周辺から、少しだけ離れたところにサッカースタジアムができるとなれば、
山形屋で買い物という客も多くなり、
インバウンド効果も期待できる。
客の足が遠のいているのであれば、
外国人のインバウンド効果に
期待するしかないのではないかと思う。
サッカーに限らず、いろんなスポーツなどを開催すればいい。
たくさんのお客さんが一気に入り、活性化する。
そのためにも、公的な支援、つまり鹿児島市や県との密接な連携が必要となると思う。
一方的な地力復活を期待するのではなくて、
山形屋が倒産したら困るという人やいろんな地元の団体とも協議して、
いろんな対策を模索するべきだと考える。
こういうときこそ、公的な支援が早急に必要だ。
特に、鹿児島市の支援が欠かせない。
法人税など、鹿児島市もかなりの恩恵を受けていると思う。
だからこそ、つぶさない方策を、企業と市、県、あるいは国がタッグを組んで、
再建に取り組んでほしいと願う。
専門家は、山形屋が事業再生ADRを申請したことについて、
「閉店ではなく、あくまで経営改善に向けた動き」と指摘する。
経営再建に向けて、
「これまで以上に、ブランド力や顧客からの信頼感といった百貨店の強みを生かしていくことが必要になる」
と述べた。
1751年創業の山形屋は「ふるさとのデパート」と自負する通り、
広く県民に親しまれてきている。
食堂のやきそばや金生まんじゅうといった看板商品、
なんといっても、有名な北海道物産展などの名物催事を多く持つ。
贈り物の際は、中身は同じでも包装紙や紙袋で山形屋を選ぶ顧客も多くブランド力は絶大だ。
周辺の自営業者は、山形屋が地域に与えてきた存在感の大きさを強調する。
「かつて山形屋の休館日になると、通りにほとんど人がいなくなるほど影響は大きかった。
自店の営業とも深く関わってきた。必ず元気になると信じている」。
「鹿児島に欠かせない存在。思い出が詰まっており、経営難で倒産するとは思えない。踏ん張ってほしい」
競争の激化で、百貨店の置かれる状況は全国的に厳しい。
「他の大型商業施設にない魅力がある。県内でのブランド力を見ても、なくなるとは考えにくい。」
着実に再建への道を歩んでほしいと願うばかりだ・・・
桜島が目の前に見えるところに、山形屋はあります。
山形屋から少し歩いたところに、ドルフィンポートという憩いの広場があって、
そこで、休日にはいろんなイベントがあったりする場所です。
老舗の百貨店といえば、山形屋。
都会では、やむなくたたんでしまった百貨店が多いと聞きますが、
山形屋だけは、頑張ってほしい。
もしということがあれば、鹿児島に及ぼす影響は計り知れないものがあるはず。
観光客の皆様、是非、山形屋に足を運んでください。
鹿児島独自のおいしい食べ物もたくさんありますよ。
鹿児島、ひいては山形屋再建に力をお貸しくださいませ。。。<(_ _)>
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