クマ被害が多発

クマ被害が多発

ニュースでクマ被害が後を絶たない。

南国に住む私には、知識もない。

なぜ、クマ被害が多発しているのか、自分なりに調べてみた。

  • クマ被害多発  なぜ?
  • 思うこと
  • クマ被害多発 一体なぜ?

 東北を中心に、クマの被害に遭われ、重傷を負ったというニュースを最近よく耳にする。なぜなのか?

従来は、もともとツキノワグマは警戒心が強く臆病な性格であるため、人間が怖いため、行動するのは夜の寝静まった時間帯だった。しかし、今、市街地で人を襲っているクマの中には、人間を恐れないクマが出てきているという。

そのため、日中でも市街地で行動するようになったという。

そんなクマを、「都市型クマ=アーバンベア」というらしい。

専門家いわく、昔は山の周りを人間は切り開いて農業を営んでいたため、常に人間の気配があった。

クマは、貴重なたんぱく質や毛皮としての需要も人間側にあったため、山に入ってのクマの狩猟が日常的に行われていたという。そのため、クマにとっては人間は遭遇したら襲われる怖い存在と恐れられていたため、山の奥に追いやられていた。

ところが

1960年代以降は工業化が進み、山の周りから人間がいなくなった。人間も生活するために山に入ってクマを狩猟する必要もなくなった。

すると、クマは天敵である人間がいなくなったことから、生育数も増え続け、山の麓など人里近いところまで広がっていったということである。

クマは何世代にもかけて、変貌を遂げ、人間を恐れる存在ではなくなった。

人里にはおいしい柿や栗など、食べ物も豊富にある。そんなクマが市街地に降りてくるようになった。

市街地に降りてくると、人間と遭遇する機会も増えるが、遭遇した時に昔と違って人間は攻撃するのではなく、驚いて逃げる習性に変わっていった。

クマが何度もこうした経験をして、結局「人間は怖くない存在だ」と学習していったというわけである。

出典:ヤフーニュース

  • 思うこと

 冬眠前のクマの動き。

そのくらいの軽い気持ちで、最近のクマ被害ニュースを聞いていたが、よく調べてみると、そんな簡単な話ではないことがよく分かった。

日本全国、高齢化も急速に進行しており、人里離れたところでは、畑や山を管理する人も一昔前より、だいぶ少なくなったはずである。

狩猟できる人も限られてくるとなれば、クマの勢力も自然と拡大してくるのだろうか?

では、山を下りて、わざわざ危険を冒してまで、人里に下りてくる理由は何なのかと疑問に思った。

たとえ、昔ほど人間が怖くなくなった存在とはいえ、山とは全く環境も違い、餌など見つけるのも大変なのではないかと感じてしまうが、その山が、今、餌自体が大凶作であることも知った。

だから、山を下りて、人里に下り、人間を襲っている・・

人里は今の時期は、柿や栗、さつまいもなど、食料が豊富にあり、クマにとっても、冬眠前のこの時期は貴重なのかもしれない。

人間とクマとの共存。

そんなのんきなことは言ってられないことは承知しているが、人間だけの事情だけを考えずに、クマの事情も一部考えると、冬眠前に餌だけ十分に与えて、山に返すということがもしできれば、それが一番いいことなのではと考えてしまう。

被害に遭われた方の気持ちを考えると、悠長なことはいってられない。

しかし、対策をとらなければ、来年もまた同じ事態に陥ることも想定しておかなければならないことだと思う。

例えば、

餌となる柿や栗を、クマが出没しやすい場所から、撤去する。

人間は怖い存在だとクマに思わせるために、年に何回かでも定期的に狩猟をすすめていく。

アーバンベアを捕獲し、数を減らす。

人間も人口が少なくなれば、野生のクマには対応がますますしづらくなるだろう。国を挙げて、行政が積極的に動くことが求められると思う。

高齢化・少子化の余波を食い止めるためにも、人間が怖い存在だった頃にまた戻れないものだろうか。

こういったリアルな今の課題こそ、今国会で追及していただきたいと願う。国民の今の悩みをリアルに耳にしてほしいものである。

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