運転手不足が深刻

運転手不足が深刻 ~タクシー・バス・トラック運転手不足を打開するには~

  • 運転手不足が深刻 ~バス・タクシー・トラック運転手不足を打開するには~
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  • 運転手不足が深刻 ~バス・タクシー・トラック運転手不足を打開するには~

 運転手不足。あるワイドショーでも特集していたが、現実は本当に深刻のようである。自分なりに調べてみた。

ある雑誌によると、バス、タクシー、トラックの運転手不足を打開するため、事業者は採用に頭を悩ませているという。原因に新型コロナウィルス禍で交通需要が低迷した時期に運転手離職が相次いだためという。物流業界も苦戦。経済活動が急速に回復する中で、一旦遠のいた求人はなかなか復活する様子がない。運転手の有効求人倍率は全産業の2倍超だというから驚きだ。どこの事業所も、暮らしに直結する人とモノの移動を守るため、柔軟な勤務形態を導入するなど働き手の確保を急いでいる。

交通・物流業界の慢性的な人手不足は全国的な課題。人手不足の背景には、大型2種免許保有者の高齢化や新規取得者の減少、そして安全面への懸念や長時間労働・低賃金といった負のイメージもあるといわれる。

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 ある事業所では採用キャンペーンを実施して平均400万円から600万円に年収を引き上げたところや、女性ドライバーの採用に力を入れているところもあるという。また、子育て中でも働きやすくなるように託児所と連携し、家庭の事情に合わせて倉庫作業など別の仕事へ配置転換したり、9時から17時までの勤務時間中でも子供の熱発などの緊急時はすぐに帰れる体制を組んでいる事業もあるということが分かり、子育て世代には本当にありがたい勤務形態であるのではないかと思った。いわゆる「すきま時間」で働きたいという女性も増えていることから、柔軟な体制が今後も求められると思う。

では、ドライバーの高齢化をどのように解消すべきなのか。高齢化と叫ばれる中、どの年齢まで運転を可とするのか、線引きも難しいと思う。自主返納を進めるのは容易だが、今まで培ってきた経験や技能を誰が継承するのか、具体的に考えていかなければ本当に運転するドライバーがいなくなると思う。タクシーに乗りたくても、タクシーがいないという時代がくるのだ。東京など都心の一部ではタクシーがつかまらないこともまれにあるという。

一方で、安全性のことも考えなければならないと思う。ドライバーにはできるだけ長く運転していただきたい反面、高齢による心不全や脳梗塞などの体調面の悪化が急激に進行しやすいことも考えると、何歳まで運転可能と線引きすることも必要なのではと考えてしまう。事故を起こしてしまっては元も子もない。例えば、早い時期に自動運転を実現させ、ベテランドライバーでないと難しい運転は手動にするなど臨機応変に対応できるようになれば、事故も少なくなり、長くドライバーとして活躍していただけるのではないかと思う。

すぐそこまで進化したICTの実現が迫ってきている。人類も進化する。人手が足りないのなら、AIに頼ればいいのではないか。自動運転を早く私たちの社会で適応できるように進めてほしいと願う。ただ、AIが一人歩きすることだけは避けなければいけない。制御不能のような恐ろしいことが起こってしまっては(映画のような機械vs人間みたいな最悪な結末が)、取り返しのつかないことになると思う。いろいろなケースを想定した上で、自動運転を実現していただきたいと思う。容易なことではないが、ドライバー不足の解消につながればいいと思った。

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