【8050問題をご存じでしょうか？】背景には高齢化が。それだけではない！？

はじめに

【8050問題】というのを、ご存じでしょうか？

私自身、初めて聞いて、

調べてみると、なるほど・・と納得。

あることがきっかけで、

ここ何日かブログができませんでした。

しかし、いろんな方にも出会え、

世間話がたくさんできました。

その中で、8050問題に触れる話になり、

いま、8050問題が深刻化していることを痛感。

これから、触れていきます。

8050問題とは？

Wikipediaによると、

8050問題とは、2010年代以降の日本に発生している高年齢者の

引きこもりに関する社会問題であるのだそうだ。

もっと詳しく言うと、

引きこもりの若者が存在していたがこれが長期化すれば親も高齢となり、

収入に関してや介護に関してなどの問題が発生するようになる。

これは80代の親と50代の子の親子関係での問題であることから

「8050問題」と呼ばれるようになった。

該当する親子の親には収入がなくなっている状態であり、

様々な理由から外部への相談も難しく、

親子で社会から孤立した状態に陥いる。

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このまま放置して高齢化すれば「9060問題」になると言われている。

この引きこもりとなってしまった世代は、

バブル崩壊後の就職難にあった就職氷河期世代であり、

就職活動に失敗した者も多いという。

しかし彼らが若いとき行政は「自己責任」「親が面倒を見るべき」として切り捨てたため、

彼らが生活保護を取得するようになると一気に社会保障費が増大することが問題となっている。

それは、そうだ。

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子供が就職氷河期世代であれば、一番就職しやすい時期に、

一番大事な人生の時期である就職に失敗し、

世の中の潮流に乗って行けず、

気付けば、世の中から見放されていて、

冷たくあしらわれ、

結局、したくもなかった親への援護をもらいながらの一人だけの生活。

それが、いつしか、俗にいう引きこもりとなってしまう悲しい現実。

親がまだ若いとき、例えば、60代、70代であれば、まだ子供も30代、40代と

頑張ればなんとかなる世代だったのが、

世間になじむことができなくなって、時間が過ぎ、

気づけば、親も高齢、そして自分も高齢、

仕事はもう現実的に、いい仕事は探せない、

となれば、この8050問題を引き起こしてしまうのも、

無理はないと感じる。

就職氷河期世代にもっと温かい手を差し伸べるべき

今の学生は、

引く手あまたで、なにせまだ若さがある。

しかし、8050問題の

子の世代は、もう若くない。

仕事を探したいと思っても、

もはやいい仕事はないのだからとあきらめざるを得ない。

就職氷河期世代は、子供の数が多い世代で、

常に競争を強いられてきた本当に大変な世代なのだ。

だからこそ、今も実は本当であれば何歳になっても、

いい仕事があれば（特に公務員）、就きたいと思っているに違いない。

いや、いい仕事に就きたいと思っている。

だからこそ、今、人手不足が叫ばれている中で、

人材が不足している箇所の役所は、

もっと氷河期世代にも、何歳になろうが、やる気がある人材に対しては、

門戸を開いて、採用してあげるべきだと思う。

採用を1年に1度と限るのではなく、春と秋とか、できるなら、春夏秋冬とか、

試験の回数が増えれば、その役所は門戸を広げてくれているとなって、

受験者特に氷河期世代はやる気を起こして、受験しにくるだろう。

そんな人材を、そんなどん底を味わった人材をしっかりと研修すれば、

その自治体にとっても、ありがたい存在になるはずと考える。

苦しみを分かっている公務員は、同じ境遇の人がいれば、

より温かい気持ちで窓口対応などしっかりした業務ができるのではないだろうか。

少しずつでいい

少しずつでもいい。

そんな自治体や企業が増えれば、

8050問題も少しずつ解消していくのではないだろうか。

子供もいつまでも親の元にはいたくないと感じている人も多いはず。

お金がないから、いつまでも親を頼らざるをえないのだ。

一人でしっかりと地面に足をつけて、生きていくことができれば、

自然と親元から離れる。

親も安心する。

子供が自立すれば、いつしか結婚もでき、人口増も期待できる。

今の若い人だけに、恩恵を託すのではなく、

もっと若くはないけど、高齢ではないという世代に、

もっと温かい手を差し伸べてほしい。

もちろん国家公務員でも採用をどんどん増やしてほしい。

見ていると、まだまだ採用人数が足りないし、

年齢制限が早すぎる。

60歳定年ギリギリの採用でもいいではないか。

やる気があれば、どんな仕事でもやりたいとおもっている氷河期世代は

何人でもいるだろう。

退職金なんて、あまり期待していない気もする。

ただ、公務員とかになり、安定した仕事、安定した収入さえあれば、

親から独立した生活が送れるのだ。

そんな生活を、ただ送りたいと願っているはず。

親にも恩返ししたいと願っているはず。

そんな中年の人たちが、少しずつ増えることで、

日本の治安ももっとよくなるし、悲しいニュースも減る。

日本自体に活気が生まれる。

警察庁によると

自宅で亡くなった高齢の親の遺体を放置したとして、

同居する中高年の子が死体遺棄容疑で逮捕される事件が全国で相次いでいる。

80代の親がひきこもり状態などにある50代の子を養う「8050問題」が背景にあるとみられるケースが目立ち、

「9060問題」に移行した末に起きた事件もある。

ある専門家は、

「事件は当事者家族が行き着いた最終地点。社会的孤立を象徴する出来事だ」と警鐘を鳴らす。

警察庁によると、

死体遺棄事件の検挙人数は40代以上に増加傾向があり、

2023年は40代が19人（14～23年の平均は14・6人）

▽50代が52人（同26・3人）▽60代が31人（同18・2人）▽70歳以上が24人（同12・2人）

となった。

このうち、50、60代はそれぞれ14年以降で最多となり、

職業別では40代の57・9％、50代の75・0％、60代の77・4％が無職だったという。

また、親とみられる高齢者の遺体を放置したとして、

死体遺棄容疑で逮捕された人は23年に全国で20人以上確認された。

ほとんどが40～60代で無職だったという。

逮捕後の調べに「遺体をどうしたらいいか分からなかった」

「人と話がしたくなかった」などと話す人が後を絶たず、

背景に「8050問題」が潜んでいることをうかがわせるケースが目立つ。

「葬儀の手続きができなかった」

ある男性（63）は、

23年6月、95歳で亡くなった父の遺体を半年にわたって放置したとして逮捕された。

男性は「お金がなかったので葬儀の手続きができなかった」と容疑を認めた。

半年以上にわたって趣味の用事や近所のコンビニなどに出掛ける時以外は、

外出しないなどの条件を満たす人を「広義のひきこもり」と定義している。

ひきこもり状態にある人の年代別の割合を見ると、

23年調査は40代22％、50代が42％、60代が36％となっており、

当事者が高齢化している可能性もある。

まとめ

厳しい雇用環境と不安定な就労を繰り返してきた就職氷河期世代は、

「適応能力が高く、真面目でストイックに働く」という評価につながるはず。

苦しい経験をしてきたからこそ、他人の痛みがわかり、周囲への気配りができる人も多い。

企業にとっては、「埋もれた宝の人財」だ。

また、氷河期世代層は他の世代と比べると離職率が低いと聞く。

不本意な就労環境でがんばってきた人が多い氷河期世代は、簡単にあきらめず、

物事に粘り強く取り組む人が多いのではないだろうか。

自分の思い通りにいかない経験を多く重ねてきた氷河期世代は、

まわりのことをよくみて、周囲を気遣い、行動できる人が多い。

ある専門家は言う。

「企業にとって、氷河期世代の採用はダイバーシティ＆インクルージョンを推進できる絶好のチャンスです。

活用しない手はないと思います」

どんな環境でも、どんな立場でも、学べることは絶対にある。

逆境を自分の糧にして、怖がらずに挑戦することで、人生は拓けていくのだということを

感じ取ってほしいと願う。

頑張れ！！就職氷河期世代！！