
ヒロこんばんは。ヒロです。
昨日は、どうしても誰かに伝えたくなるような、心がじんわり温まる出来事がありました。
日々生きていると、思いがけず胸が熱くなる瞬間に出会うことがありますよね。
「まだ世の中捨てたものじゃないな」
そう感じさせてくれる、そんな出来事が、まさか今日、自宅近くのガソリンスタンドで起こるとは思いませんでした。。。
■ ほんのささやかな目的で立ち寄った場所で
今日の夜、時刻は20時前。
明日早朝に用事があり、車を少しでも綺麗にしておきたいと思い立ち、自宅近くのガソリンスタンドに向かいました。
ガソリンはまだ満タンに近い状態だったので、目的は「洗車だけ」。
最近の黄砂で車は白くくすみ、窓ガラスもボディもモヤッと曇った感じ。
できれば今日のうちに綺麗にしておきたい。
そんな気持ちで洗車コーナーへ車を入れました。
■ しかし、そこでまさかのトラブル発生
洗車受付機にいつも通りの手順で操作をし、コースを選択し、支払い画面へ。
……ところが。
『スタッフを呼んでください』
突然、機械の画面にそう表示され、受付が停止してしまったのです。
「え? なんで?」
「まさか今日に限って…」
少し焦りつつも、指示どおりスタッフの方を呼びました。
ほどなくして、若い男性スタッフさんが走って来てくれました。
■ 店員さんの誠実な対応
状況を伝えると、スタッフさんはすぐに機械の確認を開始。
暗い中、少し冷たい夜風の中、何度も操作を試してくれていました。
しかし受付機はなかなか再起動せず、
結局、一度完全にシステムの再起動が必要とのことで、私は車をバックで所定位置まで戻すことに。
再起動には少し時間がかかるとのこと。
そのとき、店員さんが運転席の横まで歩いて来られ、丁寧に頭を下げられました。
■ 心に響いた、あの一言
「申し訳ありません。…お代はよろしいので、お時間大丈夫ですか?」
一瞬、胸がギュッとなりました。
だって、こちらはただ洗車をしようとしていただけで、トラブルは店員さんのせいでもない。
それなのに、客の立場を気遣い、誠意を尽くした言葉をかけてくれたあの姿。
私は、
「大丈夫です。急いでいませんので」
と答えました。
すると店員さんは再び深々と頭を下げ、
「時間がかかってしまい申し訳ありません。後ほど、一番上のグレードで洗車させていただきます」
と言ってくれたんです。
なんという対応でしょうか。
■ 暗い夜の中、懸命に対応してくださった10分間
新しい夜の冷たい空気の中、
店員さんは懸命に、しかし落ち着いた手つきで機械の操作を続けてくれました。
夜のガソリンスタンドの灯りの下、
カチャカチャと操作音が響き、
少し離れた位置で待つ私の胸には、なぜか静かで不思議な温かさが広がっていました。
約10分後。
「お待たせしました。どうぞ!」
男性スタッフさんが笑顔で合図してくれました。
選ばれていたのは、なんと最上級の洗車コース。
もちろん料金は無料。
機械が動き出し、洗車が始まったとき、
胸の中に熱いものが込み上げてきました。
■ 洗車後にも、さらなる神対応
洗車が終わり、拭き取りコーナーへ移動しました。
綺麗になったボディはライトに照らされ、まるで新車のように輝いていました。
撥水効果で水がビーズのように転がっていく様子が気持ちよく、思わず見惚れました。
そこでタオルのごみや使い終わったものを捨てようと周囲を見渡したのですが、
ゴミ箱が見当たらず、私は少しウロウロ。
すると…
あの店員さんが、また走って来て、
「こちらにあります。どうぞ使ってください!」
と、わざわざサービスカウンターからゴミ箱を運んで来てくれたのです。
夜はもう21時前。
仕事終わりの人も多い中、
この人はこんなにも丁寧に、誠実に、誰かのために動けるんだと胸が熱くなりました。
■ 心まで洗われた夜
洗車された車は、まるで鏡のように光り輝き、
ライトを反射してキラキラと美しく、
撥水コートが水滴を弾き飛ばしていました。
でもそれ以上に、
私の心がピカピカになっていました。
たった10分の出来事。
しかし、その10分には、
人の優しさ、思いやり、責任感、誠意――
そんな言葉では言い尽くせない温かさが詰まっていました。
帰り道、運転席で一人、静かにハンドルを握りながら
思わず目頭が熱くなったほどです。
■ ありがとう、あの店員さん
もしこのブログが、いつの日か、
あの男性店員さんの目に触れることがあれば――
「本当にありがとうございました」
と、心から伝えたいです。
あなたのおかげで、
私は今日、人の温かさを思い出しました。
忙しい毎日の中で忘れがちな、大切なことを思い出しました。
誰かの一言、誰かの行動は、
こんなにも心を動かすことがあるのだと。
■ 最後に
私もいつか、
誰かにとっての「今日のあなたみたいな存在」になれるように、
日々の中で優しさを忘れずに生きていきたい。
そう強く思った夜でした。


コメント欄