
はじめに:AI時代の幕開けと投資熱
2023年末から2025年にかけて、世界の株式市場で最も熱いテーマは「AI」──。
特に、生成AIブームの火付け役となった NVIDIA(エヌビディア) は、時価総額400兆円を突破し、まさに「新しいGAFA」とも呼ばれる存在になりました。
しかし、NVIDIA一強の時代の裏で、静かに株価を伸ばしている“新しい企業”たち がいます。
それは、AIチップを支える半導体製造装置メーカーや、AIサーバーの構築企業、そしてAIの運用を効率化するミドルウェア開発会社など。
AI革命とは、「NVIDIAだけの物語」ではありません。
“裏方銘柄”にこそ、10年後のテンバガー(株価10倍)候補が眠っている のです。
この記事では、日本と世界から選び抜いた「新しい主役」7銘柄を、
最新情報と将来予測を交えて紹介していきます。
ヒロ私ヒロが、四季報を使って、日本の銘柄を調べ、海外の銘柄はネットを駆使して、さまざまところから調べ尽くしました。
引用文献には外部リンクを貼ったつもりです。
信頼性のある情報ばかりです。
信じたくなければ無理強いしません。
この記事を見ていただいて、もし10年後・・・
そんな気持ちでこの記事を作りました。
正直、あのとき、エヌビディアを買っておけばと今も思います。
以前、まだエヌビディアがまだ無名のとき、買うかどうか迷った時期があったのです(本当です・・・)
こんなに高くなるとは・・・
やはりタイミングが大事ですね。。。
第1章:なぜ今AI・半導体株が注目されるのか
AIの進化は、単なる一過性のブームではありません。
それは、「インフラの再構築」 に近い現象です。
💡AI革命=21世紀の“電気の再発明”
・1900年代初頭、電気が工場・家庭・交通を一変させたように、
・2020年代のAIは、あらゆる産業の「効率」「判断」「創造」を塗り替えています。
そしてこのAIを動かすには、圧倒的な計算力=半導体の力が必要不可欠。
GPU(画像処理装置)、HBM(高帯域メモリ)、AIサーバー、冷却装置、データセンター──
そのすべてが、世界中の企業によって生産・供給されています。
つまり今は、AIインフラの“ゴールドラッシュ”。
ツルハシ(GPU)を売るNVIDIAも稼ぎますが、
ツルハシを作る工具メーカー(装置会社)や輸送業者(サーバー会社)にも、
莫大な利益が流れ込む時代が始まっています。
第2章:日本企業の躍進(SCREEN/ソシオネクスト/AI inside)
🇯🇵① SCREENホールディングス(7735)
日本の半導体製造装置の巨人。ウェハ洗浄装置では世界シェアトップクラス。
AIチップ製造には、ナノレベルでの不純物除去が不可欠──
その精密洗浄技術こそ、SCREENが得意とする分野です。
- 2025年株価:約12,000円前後
 - 10年後予想:AIチップ製造需要が続けば、6万円〜10万円台の可能性も
 - ヒロの視点:「NVIDIAの影で静かに稼ぐ、“AI時代の洗浄職人”」
 
🇯🇵② ソシオネクスト(6526)
2022年に上場したファブレス半導体メーカー。
特定顧客向けにカスタムチップ(SoC)を設計し、AI処理・画像解析・自動車向けで存在感を強めています。
特にAIサーバー・通信チップでは世界大手からの引き合いが増加中。
- 2025年株価:約26,000円前後
 - 10年後予想:もしデータセンター向けが拡大すれば10万円超も
 - ヒロの視点:「AIの脳を“設計する側”の頭脳集団」
 
🇯🇵③ AI inside(4488)
手書き文字認識から始まり、生成AIと業務自動化に進化した小型成長株。
クラウド型AIエンジン「DX Suite」「Heylix」など、国内企業のDXを支える。
時価総額はまだ小さいが、まさに「日本版OpenAI」を目指す存在。
- 2025年株価:約2,900円前後
 - 10年後予想:企業導入が拡大すれば2〜3万円台の可能性も
 - ヒロの視点:「日本の中小企業をAI化する“実務派AI企業”」
 
第3章:海外の本命株(SMCI/Marvell/Micron)
🇺🇸④ Super Micro Computer(SMCI)
AIサーバー市場で急成長中。
NVIDIA GPUを大量に搭載したサーバーを販売し、わずか数年で株価が10倍以上に。
まさに“エヌビディアの影の立役者”。
- 2025年株価:約880ドル前後(約135,000円)
 - 10年後予想:データセンター需要が続けば5,000〜7,000ドル級の可能性
 - ヒロの視点:「AI時代のサーバー王。ツルハシを運ぶトラックの王様。」
 
🇺🇸⑤ Marvell Technology(MRVL)
データセンター向けのネットワーク半導体を開発。
AIの「通信の血管」を作る存在。
エヌビディアの次を担う“縁の下の主役”と目されています。
- 2025年株価:約90ドル前後(約13800円)
 - 10年後予想:順調なら400〜800ドル台のレンジも
 - ヒロの視点:「AIの脳を繋ぐ“神経ネットワーク”の設計者。」
 
🇺🇸⑥ Micron Technology(MU)
DRAM・NANDなどメモリ業界の巨人。
AI時代では、データを高速で記憶する「高帯域メモリ(HBM)」の需要が爆発的に拡大。
Samsung、SK hynixと並び“AIメモリ三国志”の一角を担う。
- 2025年株価:約118ドル前後(約18000円)
 - 10年後予想:AIメモリ需要が続けば500〜700ドル級も視野
 - ヒロの視点:「AIの“記憶力”を支える職人企業。」
 
🇺🇸⑦ Navitas Semiconductor(NVTS)
GaN(ガリウムナイトライド)を使った次世代パワー半導体メーカー。
AIデータセンターの「省エネ革命」を牽引中。
規模はまだ小さいが、成長率は業界随一。
- 2025年株価:約6ドル台(約921円)
 - 10年後予想:次世代電力効率で成功すれば100ドル超も
 - ヒロの視点:「AIの電気代を救う、“未来の省エネ救世主”。」
 
第4章:10年後を見据えた投資スタンス
AI・半導体の波は、長期的に見ればまだ“第2章の始まり”。
しかし、一攫千金を狙うには「未来を待てる覚悟」が必要です。
🔍 ヒロの提案:10年投資で勝つ3原則
- テーマを信じる勇気
短期の乱高下に惑わされず、「AIは確実に広がる」と信じる軸を持つ。 - 裏方を見る眼
派手な名前より、安定して稼ぐ“仕組み企業”に注目。 - 夢半分・現実半分で挑む
資産の10〜20%をAIテーマ株に振り、残りは分散。夢を見つつリスクを制御。 
≪hiro’s Column≫ 📌 今買うならこの日本銘柄だ
SCREENホールディングス(証券コード 7735)
✅ なぜSCREENホールディングスを選ぶか ― 信頼性・成長余地を整理
以下の根拠をもとに、今買う価値があると考えています。
・堅牢な信用格付け
SCREENホールディングスは、国内格付け機関 日本格付研究所(JCR)から 「A+/安定的(Stable)」 の長期発行体格付を取得しています。 jcr.co.jp
このことは、財務体質・市場での信用力が一定水準以上であることを示しており、技術系・設備投資系企業として“安心できる土台”を持っていると言えます。
・半導体製造装置というテーマ位置
SCREENホールディングスは、半導体製造装置メーカー。特に、ウェハ洗浄装置・薄膜形成装置などで世界シェアを持ち、AIチップ・最先端半導体の製造工程で必須となる装置を提供しています。
この点で、単なる「AI銘柄(ソフト系)」ではなく、AIインフラ=“裏方”部分での必須構成要素に位置しています。
つまり、AI・半導体ブームの「上流」ではなく「装置+製造工程」に賭ける戦略です。
・収益・利益率の安定性
最新のニュースでは、SCREENホールディングスが「純利益率14.9%」を維持しており、前年度と同率であったという報告があります。 Simply Wall St
また、収益の年平均成長率(過去5年間)も32.7%と高かったという実績も言及されています。 Simply Wall St
このような数値は、「テーマだけで上がっている」期待株ではなく、実績ベースで利益を出している企業を意味します。
⚠️ 注意すべきリスク・課題も明記
- 最近の決算では、2026年3月期第2四半期において 営業利益が前年同期比で-28%減少、売上も-3.3%となるなど、成長減速の兆しも出ています。 Smartkarma
 - 製造装置は景気・半導体設備投資サイクルに強く左右される業態であり、下降サイクルでは業績も厳しくなる可能性があります。
 - アナリストの目標株価が「14,500円」前後と、必ずしも“何倍も上がる”評価ではなく、値動きの余地は控えめという見方もあります。 MarketScreener
 
つまり、「確実に成長する可能性があるが、爆上がりを100%保証するものではない」という現実的な見方が重要です。
🎯 今買うならこの銘柄だ・将来性シミュレーション
現在の株価目安
- 2025年11月時点の株価:約 ¥14,685 (市場報道値) Simply Wall St+1
※株価は変動しますので最新値をご確認ください。 
将来10年後シナリオ(仮定)
「AI/半導体設備投資の波が続き、SCREENがその恩恵を受けて市場シェア・利益率を維持できた場合」という前提で考えると:
- 保守的シナリオ:5倍化 → 約 ¥73,000
 - 成長シナリオ:10倍化 → 約 ¥146,000
 
このくらいの“夢”を描くことは、現在の市場・テーマ・企業ポジションを踏まえると 無理な数値ではないと私は考えています。
🔍 ヒロの見立て・ブログ読者へのメッセージ
読者の皆さん、ヒロからのメッセージです。
このSCREENホールディングスという銘柄は、 「AI・半導体ブームで浮かび上がる装置・インフラ企業」 という視点で非常に魅力的です。
ただし、株式投資は「夢を見て安心してはいけない」もの。リスクを理解し、長期視点で、そして“裏方”に着目する投資スタンスが功を奏す可能性が高いです。
具体的には:
- 「半導体設備投資が再び加速するタイミング」をウォッチする(例:各国の補助金・チップ自給政策・製造増強発表など)
 - 「装置メーカーとしての技術革新・受注実績」を定期的に確認する
 - 株価が一気に上がる可能性もある一方で、設備投資停滞などで下振れリスクもあるため、 資金の一部(例:ポートフォリオの10〜20%)に留めて“冒険枠”として参戦 するのが賢いと思います。
 
≪hiro’s Column≫📌 今、注目すべきアメリカ銘柄:
Marvell Technology, Inc.(ティッカー MRVL/米国)
※米国ナスダック上場
✅ なぜこの銘柄を「今買うならこの1つ」とするか
- 2025年第1四半期において、Marvellは 売上高が前年同期比63%増 を記録し、データセンター部門の成長が極めて強い。 Kiplinger+3Marvell Technology, Inc.+3Reuters+3
 - 特に、AI向けカスタムチップ(ASIC)およびデータセンター向けインフラの需要拡大が追い風となっており、同社も「2028年までにカスタムAIチップ市場で大きなシェアを狙う」という目標を公表しています。 インベスターズドットコム
 - アナリスト予測でも、同社の利益成長率・収益成長率が半導体業界平均を上回るとの見方があります。 Simply Wall St
 
⚠️ 注意しておくべき点
- 一方で、アナリストの一部からは「カスタムチップ部門の見通しが不透明」「競争激化しておりリスクあり」という指摘も出ています。 マーケットウォッチ
 - つまり「成長機会は大きいが、実績が期待に追い付かなければ株価が調整される可能性」も高いです。
 
🎯 投資視点と目安
- 今の株価水準から「5~10年で数倍」を狙える可能性があると判断できます(テーマの大きさ+同社のポジションから)。
 - 保有を考えるなら中長期(5〜10年)視点で、リスク管理をしながら “成長軌道に乗るか” を確認しつつ持つのが良い戦略です。
 
おわりに:夢だけでなく、賢くリスクを取るヒロの考え
「爆上がり」を夢見る投資は、希望とリスクが紙一重です。
でも、それを怖れていたら、未来の果実は掴めません。
AI革命は、まさに“電気”以来の構造変化。
この流れに早く乗った者が、次の10年で笑うでしょう。
ヒロが注目するのは、派手な主役ではなく、静かに支える“裏方”たち。
彼らが未来を動かす真のエンジンです。
あなただったら、どの銘柄を買いますか?


コメント欄