7月に入って、まだ梅雨明けもしていないというのに、
毎日なぜこんなに暑いのでしょう・・・
室内で仕事する人はまだいいでしょうが、
外で仕事する人にとっては、この暑さ、耐えられないのでは??
このレベルになると、
もう災害では?と思ってしまいます。
まだ梅雨明けしていない、7月でこの暑さですよ・・・
8月、9月はどうなるんだろうと思います。
はっきり言って、恐ろしいレベルです。
今日5日(金)は、三重県松阪市で39.7℃(観測史上1位)と、
今年全国の最高気温を観測したそうです。
土日も災害級の暑さが続き、7日(日)は今年初の40℃超えになるおそれ。
私が子供の頃は、30度を超えると、熱射病が危険と言って、
暑さにも警戒していましたが、まだその時は、熱中症という言葉は聞かれませんでした。
けれど、今は、逆に熱射病という言葉は聞かれなくなり、
熱中症という言葉が浸透しています。
三重県松阪市飯南(粥見)で39.7℃(観測史上1位)と、
今年全国の最高気温を観測。
福井県小浜市は38.9℃と、7月1位の値を更新したと言います。
また、東京都心35.5℃(今年最高)、熊谷36.0℃、
名古屋37.3℃(今年最高)などで2日連続の猛暑日。
宮崎でも、35.6℃と、4日連続の猛暑日となりました。
15時までに猛暑日地点は153地点と、昨日の2倍以上に増えました。
ちなみに、日本国内の最高気温は、
熊谷と浜松の41.1℃。
7月の国内最高気温は、熊谷の41.1℃(2018年7月23日)となっています。
今夜にかけても気温の下がり方が鈍く、
東京都心などでは夜7時頃まで30℃と長時間暑さが続くと言います。
考えただけでも、ぞっとします。
ランニングしていても、暑くて、体力が奪われるはず・・
走っている方には分かるはず。
少し風があるくらいが、ランニングには最高です・・
また、九州~関東にかけては、夜間の気温が25℃以上の熱帯夜となりそうです。
エアコンは朝までつけたままにする、枕元に水を置くなど、
日中だけでなく夜間の熱中症にも注意が必要です。
なぜ、これほどの高温になったのか?
単純に一つの要因ではなく、複合的な要因によって暑くなったと考えられています。
そのうちの一つが「偏西風の蛇行」ですね。
日本の上空では、「偏西風」という風がつねに西から東に向かって吹いています。それが今年の夏は蛇行して、
いつもより北側を吹くようになっていました。
それによって、南の温かい空気がいつもより北に押し上げられたために、温かい空気が日本周辺までぐっと入り込んできたんです。
しかも、熱帯の海水温がこれまた今年は異常に高くて、熱帯の空気が全体的にいつもより温かくなっていました。いつもより高い海水温で温まっていた熱帯の空気が、偏西風の蛇行で日本付近まで押し上げられてしまった。
その結果、こんなに暑くなったのだと考えられます。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)より引用
地球温暖化、そして太平洋10年規模変動が
偏西風の蛇行と熱帯太平洋の高い海水温という二つの要因が、
今年の夏の異常な暑さの主な要因だと考えられていますが、
まだ速報的な段階なので、しっかりした分析はこれからです。
それらに加えて、長期的な地球温暖化の影響や、「太平洋10年規模変動」とよばれる、
その名のとおり約10年単位で海水温などが変動する現象の影響などもあるかもしれません。
地球の気候システムは複雑なので、それらが相互にどう影響をあたえているかは、
まだよくわからないことが多いんです。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)より引用
今週末、明日6日(土)、明後日7日(日)も、災害級の暑さに警戒が必要。
特に、7日(日)は晴れれば地上では40℃以上になる猛烈な暖気が流れ込む見込み。
前橋など内陸で40℃超えの恐れがあります。
猛暑日地点は、150地点を超える予想。
原則、運動は中止。
ためらわずにエアコンを使用し、「休息・冷却・水分補給」をこまめに行いましょう。
特に、高齢者の方、ためらわずにエアコンを。
親がよく言う、「昔は冷房なんか使わんかった。だから、冷房はいらん」という言葉は、
今の時代、命を失いかねません。
昔と今は、気温が圧倒的に違います。
気づいたときは、脱水で、意識が朦朧・・では遅すぎます。
暑さに気が付きにくい高齢者や子供への声掛けもお願いします。
まめに、水を被るとか、山の中に入って涼むとか、川の中に潜るとか、
とにかく涼を求めて、動きましょう。
自分の体は自分で守る。
暑さを甘くみないように、自分も心掛けたいと思います。
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