今朝から、お隣の国、韓国で大変な騒動が起きた。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、3日夜、「非常戒厳」の宣布を発表した。
これを受けて大勢が国会議事堂の周りに集まり、戒厳令に抗議。
国会は素早く、解除の要求を議決した。
そもそも、戒厳令(かいげんれい)とは一体なのか?
全然聞きなれない言葉。
Wikipediaによると、
戒厳(かいげん)とは、戦時や自然災害、暴動等の緊急事態において、
兵力をもって国内外の一地域あるいは全国を警備する場合に、
憲法・法律の一部の効力を停止し、行政権・司法権の一部ないし全部を軍隊の指揮下に
移行することをいう。
軍事法規のひとつであり、戒厳について規定した法令を戒厳令という。
では、なぜ、尹(ユン)大統領はそのようなことをしたのだろう。
それは、次による理由があるという。
尹氏は2022年の大統領選挙で保守強硬派の候補として勝利し、同年5月に大統領に就任した。
だが、今年4月の総選挙で野党が圧勝。以来、レームダック(死に体)状態となっているという。
政府として国会で法案を通すことができず、
リベラルな野党が通過させた法案に拒否権を発動する程度のことしかできない状況だ。
どこかの国に似ている・・・(*^^)v
加えて尹氏は今年、いくつかの汚職スキャンダルに見舞われてきた。
妻をめぐっては、高級ブランドのディオールのバッグを受け取ったとされる疑惑や、
株価操作に関わったとされる疑惑が浮上した。
このため支持率も低下し、17%前後という低水準で推移しているというのだ。
野党は同時に、複数の閣僚と、政府監査機関のトップを含む検察幹部らについて、
大統領夫人に対する捜査を怠ったとして弾劾に動いた。
尹氏による非常戒厳の宣布に、多くの人はあっけにとられた。
国民は6時間にわたり、非常戒厳が何を意味するのかをめぐって、大混乱。
一方の野党は素早く集結し、与党議員と共に必要な票数を集め、国会として非常戒厳の解除要求を議決した。
韓国憲法は、国会が戒厳令の解除要求を決議した場合、政府はそれに応じなくてはならないと定めている。
これからどんな展開があり、尹氏がどうなるのかは、はっきりしない。
3日夜に国会前に集まった抗議者らからは、「尹錫悦を逮捕しろ」という声も上がっていた。
いずれにしても、尹氏の性急な行動が韓国をあぜんとさせたことは確かだ。
突然戒厳令を宣布して、令状なしに逮捕することができると宣言し、
「政権によるクーデター」を図ったが、制圧に失敗した国会で戒厳令を無効化する決議を通され、
“大統領の反乱”はわずか2時間半で失敗。
政権運営に行き詰まった末の逆ギレも不発に終わった大統領は今後、
弾劾による失職に加え内乱罪での重刑も予想される。
大統領が、自分の想いのままに政権運営ができないことによる戒厳令だとしたら、
それはあまりにも勝手すぎる。
国民が怒るのも最もだ。
韓国でも、政権は野党に握られている。
日本も、今度の選挙で与党は過半数に届かなかった。
日本も戒厳令なんてものはあるのだろうか?
AIによると、
「日本には戒厳令はありません。
戒厳令は、戦時や非常事態において軍事力を行使するための特別な法的措置ですが、
日本国憲法第9条により、戒厳令を含む戦時国際法の適用は禁止されています。
そのため、日本では戒厳令が適用されることはありません。」と回答を得た。
いきなりそんな戒厳令が出されたら、国じゅうが大混乱になるのは予想できる。
日本をそんな国だけにはしてほしくないものだ。
頑張れ、韓国!!
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