J3鹿児島ユナイテッド 沼津に2-0 ~J2昇格は最終戦へ~
試合は録画で見た。
勝った~!! ほんとにほんとにいい試合だった。
ホームらしいすばらしく熱い試合を選手たちが見せてくれた。
ホームの白波スタジアムでアスルクラロ沼津を2-0で破った。4試合ぶりの勝利。やっと勝てた。
通算成績は18勝7分け12敗の勝ち点61に上昇、2位をキープ。
富山が宮崎に勝ったため、残念ながらJ2昇格はホーム鹿児島では決まらず、最終戦へ持ち越しとなった。
前半はシュート2本と苦しい展開。後半も攻め込まれる場面が多かったが、GKの泉森選手が再三の好セーブを見せ、岡本選手と戸根選手の両センターバックは球際の勝負強さが際立った。
後半20分、DF野嶽選手の正確なコーナーキックが、FW米澤選手のヘディングシュートで先制点を呼び込む。ピンポイントで頭で合わせたボールは、相手GKの頭上をするりと超えていった。
その4分後に端戸選手が華麗な2点目を決めた。
白波スタジアムは鹿児島Uが初めてJ2昇格を決めた2018年のホーム最終戦を彷彿とさせる程の大声援。
クラブ史上最多の1万2000人のファンが駆けつけ、ホーム最終戦を勝利で飾ることができた。
DF野嶽選手は「1万人と応援した5年前の景色を今でも覚えている。今日も最高の雰囲気を味わえた」
試合開始前1時間前には、メインスタンド自由席が満席になり、ゴール裏の芝生エリアまで観客が入っての応援になったという。ピッチの1周すべてがチームカラーの紺色に染まった。
選手入場時のバックスタンドは、昇格を意味する「GO UP」の人文字で選手たちを一層鼓舞した。
これまでにない大興奮。ファンにはたまらなかったはずだ。
応援していたNさん(70代)は「スタンドの一体感が今日は特にすごかった」、Hさん(20代)は「ゴールネットに吸い込まれる瞬間の歓声に胸が熱くなった」
最後まで「かごしま、かごしま」コールと手拍子が途切れることなく2-0で勝利できた。
Oさん(10代)は最後も勝って昇格を絶対決めてほしい。全力で後押しします」と力強かった。
残り一枠のJ2昇格争いは、2位鹿児島と3位富山との一騎打ちとなった。
12月2日(土)の最終戦が明暗を分ける。
鹿児島はアウェイで5位鳥取と、一方の富山はホームで11位YS横浜との対戦だ。
勝ち点は鹿児島が61で富山が59。
鹿児島は勝ち点差で上回っているため、富山がYS横浜に引き分けが負ければ、勝ち負け関係なく昇格が決定する。
もし、富山が勝った場合、鹿児島は引き分け以上が必要となる。引き分けたら得失点差で決まる。現在鹿児島は17で、富山が10。
ともかく勝つことが必要だ。勝てば文句なしに、無条件でJ2昇格が決定するのだから。
ここまで来たからには、必ず勝って、昇格を決めてほしい!!
今まで、鹿児島ユナイテッドの昇格争いは長かった。J1神戸で優勝を決めた大迫選手の優勝までの道のりと同じくらい長く感じる。
一旦、J2に昇格したことはあるものの、J2世界の厚い壁が大きく阻み、すぐにJ3へ降格してしまう。
応援に行くが、ファンの数にも波があり、むなしく感じた時期もあった。
しかし、今は違う。
あの苦しい時を乗り越えたからこその、J2昇格争いがあるのだ。選手・監督・関係者の人たちもそれを分かっているはず。経験がこういうときに活かされるのだと改めて思う。
鹿児島Uは一皮むけた。それを最終節で見せつけるときだ。鹿児島がさらに一体となる。
スタジアム構想でいろいろともめている最中だが、J2昇格を決めれば、構想自体も熱気を帯び、現実味が増すと思う。これだけ選手たちが頑張っているのだから、早急にしっかりしたスタジアムを建設しなければという気持ちも沸くのではないか。
早く建設予定地など決定して、建設自体に着工してほしいと強く願う。
いよいよ、最終節を迎える。
アウェイだが、そんなの関係ね~ そんなの関係ね~ (笑)
絶対、昇格を決めて、鹿児島で昇格パレードをしてほしい。絶対見に行きたい。
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