自民党の総裁選挙は決選投票の結果、石破茂元幹事長が過半数を獲得し、新たな総裁に選出された。
高市氏、小泉氏はともに残念ながら、敗れた。
石破氏の第一声。
「皆様のおかげをもちまして、自由民主党総裁に選出をいただきました衆議院議員の石破茂であります。
この選挙の期間を通じまして、全国の党員党友の皆様、
そして、同僚議員の皆様、選挙管理委員の皆様方に心から厚く御礼を申し上げます。
・・・
国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、この日本国をもう一度、皆が笑顔で暮らせる。
安全で安心な国にするために、石破茂、全身全霊を尽くしてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました」
父は、自治相や鳥取県知事を務めた石破二朗氏。
慶応大を卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)に勤めていたが、
父の死後に田中角栄元首相の勧めで1986年衆院選に自民党公認で出馬して初当選した。
やはり、政治家一家なのですね。
だからこそ、総裁になりたいはず。
安全保障や農政の論客として知られ、防衛相や農相を歴任している。
歴代最長政権を築いた安倍晋三元首相とは距離があったとされ、安倍政権に批判的な発言を繰り返してきた。
各種世論調査では「次の首相にふさわしい人」でトップに顔を出す一方で、
党内の国会議員の人気は高くなく、総裁選では敗退を繰り返していた。
今回の総裁選は「38年間の政治生活の総決算。最後の戦いに挑む」との思いで臨んでいた。
背水の陣。
日本の顔。
与党の自民党の総裁は、今は総理大臣になるのが通例。
野党の立憲民主党が与党になれば、つまり政権をとれれば、立憲民主党の党首の野田さんが総理大臣になるはず。
今は自民党が与党で、政権を取っているので、自民党総裁の石破さんが総理大臣に指名される。
いつ指名されるのか?
10月1日召集の臨時国会で、岸田文雄首相の後継となる第102代首相に指名される。
今日、総裁になったからといって、すぐに総理大臣になるわけではない。
早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰されており、石破氏の判断に注目が集まる。
内閣が変わるかもしれないからだ。
任期は2027年9月までの3年間。石破氏は党役員人事に着手し、新執行部を発足させる。
今後、政治に目が離せない。
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