防衛省が新人自衛官の待遇改善へ乗り出す~丸刈り廃止と高額報酬導入へ~
国が防衛増税に踏み切った意味が少し分かった気がする。
働きやすい環境をつくり、優秀な人材を確保したいという意図からだろう。
少子化で若者の獲得競争が激化するなか、志望者確保に向けた取り組みだという。
18日、これらを含む人材確保策の検討状況を防衛省の有識者検討会というところに報告した。
2024年度から、陸海空の新人自衛官が最初に配属される全国の教育部隊で髪形基準を緩和し、女性にショートヘアを推奨するのをやめて、長髪を容認する。男性の丸刈りも推奨しなくなる方針。
身だしなみは陸海空の自衛隊ごとに規定がある。
各教育部隊もそれぞれ独自の基準を設定する。
訓練の日程が詰まっていて身だしなみに時間をかける余裕がないという理由から、女性にはショートヘアが、男性には丸刈りや短めのスポーツ刈りなどがこれまでは推奨されていた。
今回の改正で
個人が比較的に自由な髪形ができるようになるというが、
仕事上、
男性はスポーツ刈りが基準、
女性はヘルメットや帽子をかぶる際の妨げにならず、制服着用時に髪が肩にかからないようまとめる条件付きで長髪を容認するという。
髪の色を巡ってはさまざまな意見があり、
現行の白髪染め以外の容認には至らなかったという。
身だしなみに関する高校の校則見直しなど、若者を取り巻く生活環境の変化を踏まえて、
自衛隊での更なるルールの緩和も今後検討されていくという。
民間の高度人材の獲得に向けて、
「特定任期付き自衛官制度」を新設するという。
事務次官や統合幕僚長の年収相当額の範囲内で給与の支給を可能にする内容。
厳しい任務に就く海自の護衛艦や潜水艦の乗組員らへの手当ても引き上げられる。
また、
大部屋中心の隊員宿舎の個室化も順次進められる。
自衛隊法改正案を通常国会に提出する予定。
今の少子化の時代。
髪型がうんぬん、身だしなみがうんぬん、
なんて言っていたら、
本当に優秀な
自衛官を志す者はいなくなるだろうと思う。
丸刈り、短髪を一方的に強制する必要は
決して必要でないと感じる。
仕事で支障が出るようなら仕方がないと思うが、
だらしない、みっともない
と感じられるなら、上官が指導すればいいわけであるし、
丸刈りや短髪が似合わないから、自衛官になりたくないと思う若者も
少なからずいると思う。
せっかく自衛官になりたいと思っても、
そんなことで機会をつぶすのは
本当にもったいないし、
日本の国にとっても惜しい話となる。
民間はもっと給料も弾むし、強制はほぼないはず。
いくら自衛官といっても、民間に倣うことも少しは必要ではないかと思う。
国民の税金で自衛官など公務員をまかなえているのだから。
優秀な人材を確保したいなら、今回のような改正をもっと進めていくべきだ。
自衛官に対する見方も変わるかもしれない。
今回の能登半島地震に対しても、自衛官が懸命に仕事をされている映像が幾度も流れた。
胸を打たれた。
立派な仕事だ。誇りある、なくてはならない仕事だ。
しっかりと人員を確保して、安心な日本を守り続けていただきたいと願う。
コメント欄