箱根駅伝~青山学院の勢い凄まじい~
待ちに待った箱根駅伝。
昨日はいろいろ用事があり、楽しみにしていた箱根駅伝は見れず。
今日、朝早く起きて、ようやく全部生で見ることができた。
やっぱり
箱根は
特別だった。
往路の前日に、ニューイヤー駅伝も一部始終、生で観戦して、
トヨタ自動車擁する、元青山学院大学エースの田澤選手が見事トップで優勝。
ニューイヤーも面白く、歴代の箱根ヒーローたちが競い合い、とても感慨深かった。
素人ランナーとして、市民ランナーとして、応援にもすごく力が入った。
家族から、冷たい視線を感じる程、応援に力が入った。
駅伝を見ていると、ついこの選手がどの大学でどのレベルなのか、シード権争いとは何なのかなど、
家族や親戚に解説してしまっている自分がいる。
恥ずかしいけど、つい力が入ってしまい、この大学はね・・と力説してしまう。
そのくらい、自分も走ることが好きなのだ。
だから、箱根駅伝は
特別なもので、
家族が引くほど、テレビに釘付けになってしまう。
面白いものは面白い。仕方がない。
はっきり言って、今年はつまらなかった。
駒澤大学(駒澤と略します)が3冠達成(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)をするかとドキドキしていたが、
やはり箱根駅伝(箱根と略します)は特別。
青山学院に大差を付けられて、完敗。
3冠ならず。
衝撃的だったのが、青山学院がゴールした後、駒澤が6分近く明けられた後にゴール。
その時の、駒澤の選手たちの暗い表情。
ゴールした選手のところにも近寄ろうとせず、ただ呆然としていた。
ゴールした最終選手が可哀そうにさえ思えた。
そのくらい
優勝にかけた強い気持ちが
選手を悲しませたのだろう。
2位に対して、何の嬉しさも込みあげてこない
そんな表情だった。
青山学院は往路でも大会新記録を樹立し、総合成績でも大会新記録を打ち立てた。
だからこそ
駒澤には青山学院の優勝を阻止し、
3冠達成を果たしてほしかった。
実力的に、
はっきり言って、
駒澤は青山学院に全く及ばなかった。
優勝候補と言われ続けたわりには、あっけない幕切れだった。
それにしても
選手たちの力走には
毎年すごいなと感心させられる。
あのスピードを約20キロ近く保ちながら、たすきをつなぐ。
毎日、過酷な練習を重なるからこそ、成せる技だ。
あと若さ。
ある選手が言っていた。
「自分には他の選手とは違って、走る才能はないですけど、努力では負けません」
才能だけでは、あの場面、レースには出れないということ。
並々ならぬ努力がなければ、出場すらできない。
怪我で泣き、今年の箱根に出場できなかった選手もたくさんいたという。
そんな選手の分まで、自分が頑張らないといけないと語っていた選手もいた。
選手たちの力走の裏には、仲間たちとの固い絆が隠れているのだと知った。
今年の箱根駅伝はまれに見るシード権争いだった。
復路スタートの時点で、10校近くが一斉スタートとなり、最終タイムがゴールしてみないと分からない結果となった。
10位が帝京大学なのか、東海大学なのか、大東文化大学なのか・・
ゴールした後の、シード残留が決まった大東文化大学の選手たちの嬉しい表情がとても印象的だった。
そのくらい
シード権が大事なのだろう。
シードに入らないと、予選会からの戦いになるからだ。
また一からの戦いになる。
だから、どのチームもシード権を賭けて、毎年大会を争うことになる。
見ている方にとっては、熾烈なレースを見れて楽しいが、
やっている選手たちは本当に必死だろう。
昨年総合結果2位だった中央大学は10位以下となり、シード権外となった。
優勝候補に挙げられていた大学である。
吉居兄弟がなんとか奮闘したが、結果がついてこなかった。
厳しい世界だ。
来年はまたたくましくなって、絶対帰ってきてほしい。
箱根駅伝を支える関係者の方にも感謝したい。
レースを見ていると、
沿道で柵を下から支えている警備の人。
白バイ隊員。
カメラマンや報道の方。
この大会を盛り上げるために、いろんな人の支えがあるからこそ
こんなすばらしいレースが見れるのだ。
外国を見てもこんな駅伝をやっている国はないと思う。
日本だけだ。
お正月とはいえ、平和な日本であるからこそ、毎年箱根駅伝が見れる。
感謝。
来年は是非、駒澤大学の優勝奪還を見てみたい。
どんなレース展開になるのか、楽しみだ。
今から、走り初めをしてこよう・・
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