大谷選手ドジャース入り ~世界のスーパースターへ~
プロスポーツ史上最高
エンゼルスからFAになっていた大谷翔平選手(29)
日本時間12月10日に、ドジャース入りすることを自身のインスタフラムで公表した。
契約総額では、プロスポーツ史上最高となる10年総額で7億ドル(約1014億円)の驚きの超特大契約。
メジャー在籍6年間では、一度もポストシーズンには出場できなかったが、常勝軍団に加わる決断を下す。
情報が飛び交った争奪戦
ついに大谷選手が決断を下した。
ドジャースの写真とともに英語で思いをつづった。
球団やメディアを通さない、彼らしい第一報となった。
「ファンの皆さん、野球関係者の皆さん、決断に時間がかかってしまい、申し訳ありません。私は次のチームをドジャースに決めました」
契約額はMLB史上最高額を大きく更新する10年総額7億ドル、日本円で約1014億円という破格の額。
2004年にドジャースが買収された際の金額が4億3000万ドル(約460億円)だったそう。
球団を買収する額をはるかに超えるほどの破格の条件で本命視されていたドジャース軍入り。
そこまで、大谷選手を巡って、かつてない程の情報戦が繰り広げられ、争奪戦もエンゼルス、ブルージェイズ、ジャイアンツなども加わり、かつての日本人選手争奪戦では考えられないものとなった。
それほど、オオタニは世界のスーパースターとなった証なのである。
5つの理由
ドジャースを選んだ5つの理由。
①最近のドジャースは7度の世界一に輝いており、2013年から11年連続でポスト・シーズンに進出している。
大谷選手はエンゼルスでMVPに2度輝くなど実績を残したが、ポスト・シーズンには一度も進出したことはない。
2021年には「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」と訴え、、WBCの後、「ポストシーズン、ワールドシーズン、そこで勝っていくことが次のステップ」と有名な文句を残した。
そこまでして、これからは上位を目指すチームへの仲間入りをしたかったのではないだろうか。
②ドジャースタジアムとエンゼルスタジアムは車で約40分の近距離。
キャンプ地もエンゼルスと同じでアリゾナ州である。
西海岸の南部はシーズン中の気候が温暖で、雨天中止もほとんどないので有名。
慣れ親しんだ環境でプレーを続けられることは大きなメリットになる。
③9月に右ひじ手術をした大谷選手。
それを執刀したのが、ニール医師で、トミー・ジョン手術も執刀している。
ドジャースのチームドクターも務めているという。
当時のリハビリをエンゼルスでサポートしてくれた理学療法士もドジャースに所属している。
サポート体制は万全なのだ。
④DH枠を日替わりでいろんな選手を起用するチームが多い中、今季はドジャースはマルティネスを起用した。
33本塁打を放ったが、再契約はしていない。枠が空いており、来季は打撃に専念する大谷選手のために空けていたといっても過言ではない。
ベッツ選手、フリーマン選手と並ぶ打線は破壊力抜群だ。大谷選手もベッツ・フリーマン両選手とも大変仲がいいと評判である。居心地もいいはずだ。
⑤ドジャースは大谷選手が花巻東時代から熱心に調査していたことでも有名。
2012年のプロ志望届を出した際、日米一番乗りでドジャースが訪問した。
2017年オフの争奪戦は最終7球団に残り、交渉にはカーショーらの名立たる選手も参加した。
当の大谷選手も目標の一つに「2020年ドジャース ワールドシリーズ制覇」と記したこともあったほどである。
まとめ
10年を終えると、大谷選手も39歳。
長期契約に盛り込まれることが多いオプトアウト(契約破棄条項)も含んでいないという。
事実上の生涯契約だ。
当初はウィンターミーティング中に結果が出ると見られていた。
それだけ、悩みに悩んで出した答えなのだと思う。
次は、大谷選手は個人的に歓喜の渦に入るのではなく、チーム全体で歓喜の瞬間を迎えたいのだと思う。
新天地でどれだけの活躍ができるか。
もう誰も大谷選手の活躍の度合いを測り知ることはできない。
それを知っているのは、大谷選手1人だけだ。
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