ヒロこんにちは、ヒロです。
昨日、鹿児島市・桜島で開催された 「ランニング桜島2025」 に参加してまいりました。
毎年多くのランナーが全国から訪れる、大自然の雄大さと温かい地域の応援を全身で感じられる大会です。私は今年、ハーフマラソン(21.0975km)に挑戦しました。
当日の感動・痛み・悔しさ・そして喜びまで――すべてをここに記録し、来年への誓いとして残したいと思います。


🌋 はじめに――桜島を舞台に走る特別な一日
今年のランニング桜島は、朝から見事な快晴でした。
スタート前の気温は およそ10度前後。
冷たい空気が肌を刺すものの、日差しは柔らかく、走り始めるころには気温はぐんぐん上昇し、スタート時点で 約20度 に。
絶好のランニング日和と言っても過言ではありませんでした。
桜島の空は雲一つなく、澄みきった青。空気は清らかで、目の前には壮大な桜島のシルエット。
その光景を見ているだけで胸が高鳴り、走る前から自然と気持ちが整っていきました。
スタートラインに立つと、周囲のランナーの気迫と集中が肌を通して伝わり、私も気持ちを引き締めました。
🚩 スタート前の準備――思い入れのある溶岩グラウンドで
大会会場となった桜島溶岩グラウンド。
この場所は私にとって単なるスタート地点ではありません。
以前、長男がサッカーをしていたときに、何度も試合で訪れた思い入れの地。
ウォーミングアップで溶岩グラウンドに立った瞬間、ボールを追いかける長男の姿、ピッチを走り回っていたあの頃の思い出が蘇りました。
声援、歓声、悔しい涙、仲間と喜び合った勝利――胸の奥が熱くなり、自然と背筋が伸びました。
「よし、今日は絶対に最後まで走り切るぞ」
ただ結果を出すだけではなく、思い出の場所で身体の限界に挑むことに、特別な意味を感じながらスタートを迎えました。


🔥 スタート――序盤は快調な走り
午前、号砲を合図にランナーたちが一斉にスタート。
周囲の熱気に押されるように、足取りは軽く、身体も驚くほどよく動きました。
最初の20km付近までは、本当に快調。
呼吸も乱れず、足も軽快に前へ前へと前進。
沿道には応援の方々が手を振り、笑顔で声を掛けてくださり、それが力となって自然とスピードが上がっていきます。
コースから見える桜島の美しい景観、青い海、遠くに見える鹿児島市街の景色。
「走れている」という喜びをかみしめながら、一歩一歩を丁寧に刻んでいきました。
時計を見ると、2時間切りのペースで進んでおり、心の中には確かな手応えと期待が膨らんでいきました。


⚡ 20km過ぎ――突然訪れた太ももの異変
しかし――勝負はここからでした。
20km地点を過ぎ、ゴール前の坂道に差し掛かったとき、右足太もも裏に激しい痙攣(つり)が発生。
歩こうとしても激痛で足が言うことを聞かず、前に踏み出すたびに筋肉が縮むような感覚が走りました。
これまで順調に抜いてきたランナーたちにどんどん追い越されていく光景は、本当に悔しく、歯がゆく、胸を締め付けられるようでした。
「あと少しなのに…!」
「ここまで来て足がつるなんて…!」
心の中で叫びながらも、なんとか足を引きずるように進みます。
全身から汗が零れ、呼吸も荒く、ひたすらゴールだけを見据えて前へ前へ。
走るたびに激痛。
歩いても痛い。
それでも足を止めることだけはしたくありませんでした。
🏁 フィニッシュ――タイムは2時間5分
そして、ついにゴールのアーチが見えてきた瞬間、胸が熱くなりました。
足の痛みも苦しさも、すべて押し流されるような大きな感動と達成感。
記録:2時間5分。
正直な気持ちを述べると、
「できれば2時間を切りたかった」
「あと5分…いや、あとほんの数分短縮できていたら」
という強い悔しさがあります。
しかし、
最後まで諦めずに走りきれたこと、自分の限界と本気で向き合えたこと。
それこそが何よりの誇りだと思いました。
ゴール後、運営の方々が提供してくださった 温かいうどんとおにぎり。
走りきった身体にしみわたり、思わず「うまい…!」と声が漏れるほどの最高の味でした。
頑張った身体へのご褒美のようで、心から感謝の気持ちが湧いてきました。


🧘♂️ 翌日の身体の状態――フルとは違う余裕
翌日、身体の疲労はそれほど残らず、意外なほどスムーズに動くことができました。
やはり日頃のトレーニングの積み重ねは裏切らず、
継続して身体を鍛えることの大切さ を改めて感じました。
そして何より、
「ハーフマラソンはただの距離ではない」
「自分がどれだけ本気で立ち向かうかで結果が変わる」
そんなことを強く体感しました。


💪 来年への誓い――絶対に2時間切る
今年の2時間5分という結果は、決して満足できる数字ではありません。
だからこそ来年に向け、はっきり心に誓います。
来年は絶対に2時間を切って走り切る。
そしてこの桜島の地で、自分自身に勝つ。
痛みも悔しさも、すべて来年への燃料にします。
🌟 おわりに――感謝と決意を胸に
ランニング桜島は、ただの大会ではありません。
自然・人・景色・思い出が重なる、特別な時間でした。
応援してくださったすべての方、支えてくださった家族、
そして桜島という大きな存在に心から感謝申し上げます。
来年、必ずここへ戻ります。
そして、胸を張ってゴールし、心から笑えるように。
また来年、桜島でお会いしましょう。




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