関東で春一番 ~週末は朝と昼の気温差大きい~
気象庁は、「きょう15日、関東地方で春一番が吹きました。」と発表。
昨年より、14日早い発表となりました。
春一番と聞くと、
そろそろ春???
という気分になります。
ただ、まだ2月。
例年なら、2月にもう一度くらい寒波がきてから、
3月にようやく春がきたって気分になりますね。
前から気になっていた、春一番。
調べてみると、
春一番(はるいちばん)は、北日本(北海道・東北)・甲信・沖縄を除く地域で春先に吹く南寄り(東南東から西南西)の強風。
春一番が吹いた日は気温が上昇し、その後は寒さが戻ることが多い。
関東地方における「春一番」は、
立春から春分までの間で、 日本海に低気圧があり、 関東地方における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上の南よりの風が吹いた場合
を基本として総合的に判断しているという。
また、九州北部地方(山口県を含む)における「春一番」は、
立春から春分までの間で、 最高気温が前日より高くなり、 南寄りの風が最大風速で約7m/s以上となること
を基本として総合的に判断しているらしいです。
春一番は毎年発生する訳ではなく、認定基準にあてはまらず「春一番の観測なし」とされる年もあります。
2013年2月2日には、南方の暖かい風が吹き込み全国的に気温が上昇したが、立春の前であったために、定義上、気象庁はこの風を「春一番」と認めていません。
出典:Wikipedia
気象庁が「春一番」を定義し、それを発表するようになったのは、
キャンディーズの『春一番』のヒットが大きな要因となったと言われています。
その後、気象庁には『春一番』の問い合わせが殺到するようになり、
春一番の定義を決め、昭和26年(1951年)まで遡って春一番が吹いた日を特定し、
平年値を作り、『春一番の情報』を発表せざるをえなくなったそうです。
春一番という言葉が浸透したことを利用し、防災情報の充実も図ることになったといわれています。
出典:Wikipedia
日本のヒット曲が気象庁の業務を変えたということには驚きです。
春一番が発表されるのは、九州南部、九州北部、四国、中国、近畿、東海、関東、北陸の8つの地域です。
春一番の発表基準に達しない場合は、発表されない年もあります。
また、東北と北海道、沖縄には発表がありません。
この理由としては、気候の特性が影響しています。
例えば、北国では南寄りの風が強まっても、その後はすぐに冬型の気圧配置となり、北寄りの風が強まって厳しい寒さがぶり返すパターンが多いことから、地域になじまないため、発表しないことになっています。
「春一番」は荒天をもたらす「春の嵐」です。
強い南風や、雷雨、突風など、荒れた天気に注意が必要です。
あす(金)は太平洋側で天気が回復する予定。
全国的にきょうより気温が大幅に低く、特に日本海側は風の冷たさが際立つ一日となる見込み。
週末~週明けは、再び暖かさの戻る地域が多いが、朝と昼の気温差が大きい点には注意が必要だということです。
その後、来週後半は寒気が南下するため、今度は全国的に冬の寒さが続く期間に入る見通し。
繰り返す気温の寒暖差、スギ花粉の飛散など、
何かと健康維持に気を遣う1週間となりそうです。
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