敬老の日~日本は高齢者に支えられている~
今日は敬老の日。
といっても、今の日本にどれだけのお年寄りがいるのか、分からなかったので調べてみたよ(^^)/
- 日本の高齢化事情
- 思うこと
- 日本の高齢化事情
9月18日。カレンダーを見ると、「敬老の日」と書いてある。世間やニュースは3連休だとお出かけムードだが、「敬老の日」ということはもっと日本中のお年寄りを敬う日ではないのか。そう思ったところで、まずは足元を見るべく、日本の高齢化事情を調べてみた。ちなみに、今週末の23日は「秋分の日」。10月9日は「スポーツの日」だそうだ。
総務省の発表したところによると、日本の高齢者人口(65歳以上)は3623万人。総人口が1億2330万人というから、29%を占める。約3割である。過去最多らしい。それも世界でトップ。
75歳以上の人口も初めて2000万人を超えて、10人に1人が80歳以上だという。100歳以上となると、過去最多の9万人にのぼる。9万人を超えるのは初めてで、女性が8万人台を占め、男性は1万人台。最高齢は115歳の女性だった。100歳以上の高齢者は1998年には1万人を超え、このまま増加傾向が続くという。
各国と比較すると、イタリアが2位で24.5%、フィンランドが3位で23.6%、日本は29.1%だから、イタリア、フィンランドよりはるかに多い。
平均寿命は、女性が87歳、男性が81歳。男女とも10年ぶりに前年を下回ったが、これは新型コロナウィルスの影響が考えられるという。コロナがなければもっと平均寿命も上がっていたのだろう。
高齢者の仕事に就いている割合(就業率)は912万人と過去最多となって、25.2%にも上るという。仕事に就いている人のおよそ7人に1人が高齢者であることが分かった。年齢層では65~69歳が50.8%、70~74歳が33.5%で、いずれも過去最高だという。就業先でみると、卸売・小売り・サービス・医療・福祉の順で多いという。
- 思うこと
世界で№1の高齢国となった日本。だが、それもいいことだと考えなければいけないと思う。高齢者がこんな年まで働くことができる国であることが証明された訳であるし、仕事の職種・内容は別として、それだけ安定して仕事にマッチングできていることの証ではないか?高齢者が元気にいきいきと就労ができているおかげで、少子化に歯止めがかからない日本の現状をなんとかカバーできているのだ。
1945~49年生まれの第一次ベビーブーム世代が減ってくることも考えると、高齢者就労の代替手段を早急に国は考えるべきだと思う。少子化を一刻も早く解消し、安心して子供が産める・育てられる日本を作り上げるべきだ。
内閣はポストだけは作るが、いっこうに成果が上がってこない。残念でならないし、後世のことも真剣に考えるべきだ。国がこのままでは成り立たなくなる。子供が少なければ、誰がその親世代である高齢者の面倒を見るのか。だれが日本経済を回すのか。女性だけに負担が増すのはおかしな話である。
人口がこのまま増えず、国も施策がないのであれば、AIやIoTなどの最先端情報技術に目を向け、人間がしていたルーチンの仕事をまかせる。人間は仕事や育児、介護、余暇などに時間を割くようにシフトしていくと未来が少し見えてくる気がする。水面下ではすでにそういった生活が模索されているのかもしれない。
悪い方にばかり考えず、明るい日本を目指し、高齢社会を楽しむべきだ。そんな日本人でありたい。
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