藤井聡太棋士 8冠達成

藤井聡太棋士 8冠達成~偉業は続く~

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 将棋の藤井聡太棋士が、京都市で行われた「王座戦」五番勝負の第4局で、永瀬拓矢九段に勝ち、3勝1敗で「王座戦」を制し、史上初の八大タイトル独占を達成しました。

その瞬間、藤井八冠の地元・愛知県瀬戸市では勝負の行方を見守っていたファンから歓声が沸き、「こんな劇的な勝ち方をするとは思わなかった。本当にすごい」「信じて応援していたので、願いが叶ってうれしい」などのうれしい声が聞かれています。

藤井八冠は一夜明けた12日に記者会見で「八冠の達成はまだ実感が沸かないというのが正直なところですが、うれしい気持ちとともに、これまで以上に高いレベルの将棋が要求されると思っています」と現在の気持ちを述べました。

「まだまだ伸びしろや改善の余地は多いと思っていますが、10代の頃と違って意識的に取り組んでいかないと棋力を伸ばしていくのが難しいかなと思っているので、どうすれば実力を高めていけるかしっかり考えていきたい」と話してしました。

現在行われている竜王戦をはじめ、、今後もタイトル防衛戦が続きますが、藤井八冠は「将棋は盤を挟んでしまえば、立場の違いもまったくないので、その点はこれまでと変わらない気持ちでいいのかなと思っています。これからの番勝負をできるだけよい内容にしていきたい」と意気込んでいました。

【羽生善治日本将棋連盟会長のコメント】

八冠達成、誠におめでとうございます。継続した努力、卓越したセンス、モチベーション、体力、時の運、すべてが合致した前人未到の金字塔だと思います。今後も将棋の更なる高みを目指して前進を続けられることを期待します。

【杉本昌隆八段のコメント】

王座獲得、そして史上初となる八冠達成本当におめでとう。どんなに険しい道でも臆せず挑戦し、考え抜いた末に最後は必ず正解にたどり着く。それは、私たちが持っている「人間力」を大事にして、その能力を十全に発揮したからでしょう。全冠制覇も藤井八冠にとってはゴールではありません。これからも自分の信じる道を突き進んでください。期待しています。

史上初の八冠を達成した藤井聡太さんの地元、愛知県瀬戸市はお祝いムードに包まれ、市内の喫茶店では八冠と魚のカンパチをかけた「祝冠八丼」(しゅく・かんぱちどん)を12日から提供するとのことです。

また、特産品の瀬戸焼の販売店では、八冠達成を受けて、12日から8日間、すべての商品を8%引きにするセールを始めたということです。店員の女性は、「ずっと瀬戸みんなで応援しているので、おめでとうという気持ちを込めて、セールを開催することにしました」と語っていました。

出典:ヤフーニュース

  • 思うこと

 私が言うのもなんですが(笑)、藤井聡太棋士、八冠達成 誠におめでとうございます。

劣勢を強いられる展開にもかかわらず、開始から12時間経った後に大逆転劇で見事に勝利しました。

21歳2か月で最年少記録となりました。コメントで「このような結果が出せるとは自分自身思っていなかったのでうれしく思っています」とコメントしています。

21歳で将棋界のトップに君臨。あの若さで、周囲に敵がいないという環境はどんな感じなんだろうと素朴に思います。

あの天才と呼ばれていた羽生善治九段の保持していた王座の最年少記録(21歳11か月)を31年ぶりに塗り替えたとも言われています。

私自身全くの素人ですが(将棋のルールは分かります)、私が若いころは羽生氏が天才棋士であることはニュースに出ていました。それを31年ぶりに塗り替えたのですから、また新たな天才が生まれたことになりますね。

5歳から将棋を始めたと言われる藤井八冠。将棋教室でもその才能は群を抜いていたと言われます。

今のところ、周囲に敵なしとのことで、今後は八冠の防衛戦となるということですが、今新たな敵が生まれようともしているとのこと。それは・・「AI」

AIで学習した世代の棋士は、今まで踏襲してきた将棋のあり方を変えるまでに成長してきているとも言われます。そういった世代との闘いが藤井八冠には待ち受けていると言っても過言ではないと思います。

しかし、防衛戦などを通して、藤井八冠もまた強くなっていくこともまた当然のことであるように思います。

どこまでタイトルを防衛していけるのか、ファンにとっては今後もたまらなく楽しみだと思いますが、藤井八冠も将棋にのまれるのではなく、苦しいときこそ、将棋の楽しいときの原点に戻って、将棋を指せる楽しさ、嬉しさを感じてほしいなとしみじみ思います。

まだなんといっても、若い。のびしろはいくらでもあるので、つまずいたら一呼吸置いて、一から踏み出す勇気を持てば、ますます将棋の高みが望めるはずだと思います。

羽生善治氏も述べられているように、努力だけでなく、体力や時の運、すべてを持ち合わせていないと前人未到の金字塔は打ち立てられないとおっしゃっています。自身が感じたことからの発言なので、前進を続けるには余程の覚悟が必要なのだと感じました。

将棋後の記者会見の様子。あまり疲れを感じさせず、気さくなあの優しい雰囲気。八冠タイトル達成後にもかかわらず、謙遜したあのかわいいといえる態度がまた、同世代にも共感を与え、ほほえましくも偉大な姿に見えるのではないかとあらためて感じました。

八冠達成後の藤井棋士の活躍がほんとに楽しみです。タイトルをどんどん塗り替えてほしいと思います。

今週末は、時間があれば、子供と将棋を楽しみたいな(^^)/

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