18年ぶりに阪神タイガース優勝 ~故横田選手を偲ぶ~
- 阪神優勝の軌跡
- 優勝の裏側で
- 思うこと
- 阪神優勝の軌跡
9月14日、ついに阪神タイガースが優勝を勝ち取った。2005年以来なんと18年ぶり6回目の優勝を果たした。
阪神は関西の伝統球団として人気球団であり、熱狂的なファンが大勢いることで有名だ。よく知られているのが、ランディー・バース、掛布雅之らでリーグ優勝したことだ。岡田監督はその当時から選手として活躍され、監督就任以来、選手が優勝を意識しすぎないように、「アレ」と呼び、勝利を積み重ねていった。
経済効果も計り知れない。調査によると、全国で約960億円以上の経済効果が見込まれるという。今回の優勝は、巨人やオリックスのような優勝慣れしている球団ではなく、ファンが待ちに待った優勝のため、関西圏の大きな盛り上がりが大いに期待されている。今春のWBCでの経済効果(約650億円)を上回る数字だ。
では、なぜこれほどまでに大きいのか。他球団より桁外れにファンの数が多いのと「六甲おろし」など虎ファン特有の応援や心理が働いているという。優勝から長く遠ざかっていたことも反対に経済効果に拍車をかけている原因ともいえる。次の優勝がいつになるのかというファンの心理が働くことからの大騒ぎになっているとある専門家も指摘する。
また、同球団を傘下に置く阪急阪神ホールディングスやエイチ・ツー・オーリテイリングなどの株価も上昇する可能性があるという。
- 優勝の裏側で
背番号24のユニフォームも歓喜の輪に加わった。今年7月18日に脳腫瘍のために28歳という若さで亡くなった故横田慎太郎さんのユニフォームである。同ユニフォームはご家族から託され、歴史的な胴上げに参加した。
鹿児島に住む横田さんの母は「こんなうれしいことはないです。選手皆様の気持ちが本当にうれしいです。慎太郎は幸せだと思います」。チームも横田さんのために、リーグ優勝を誓い合っていた。同期入団である梅野選手らが、空に向かって言葉をかけているシーンも見られ、故横田さんとの約束が果たされた。
- 思うこと
18年ぶりと聞いて、優勝の瞬間を見て、さすがに涙が出た。
阪神タイガースの選手、監督、関係者そして、ファンのみなさま、おめでとうございます!!
岡田監督も「アレ」と呼び続け、選手を鼓舞し、戦い続けた姿勢に大変感動した。優勝インタビューを見ても、とても謙虚で、どうすれば力が付くのかを第一に考えている監督だと感じた。18年も優勝から遠ざかり、ファンからも厳しい声が続く中、あきらめないやり方が若手中心の阪神タイガースを優勝に導いたのではないか。
経済効果もWBC越えとなりそうで、日本のプロ野球も捨てたものではない。
新型コロナウイルスの行動制限の撤廃もあったことも、18年ぶりのアレでファンの盛り上がりを後押ししていると思う。
今年のジャパンスポーツの盛り上がりは半端ない。
次は何で盛り上がりを見せてくれるのか、楽しみだ。
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