台湾の優しさ
あらためて、台湾という国は日本に紳士的で、友好的な国だと思った。
本当に優しい国だ。
そう思ったきっかけが、今度の能登地震に対する寄付だ。
石川県能登地方を震源とする地震の発生を受け、台湾の呉外相が記者会見を開き、政府を代表し、被災地支援のため6000万円を寄付すると発表した。
資金は日本政府の救援や復興作業を支援するために使われる。
そして、呉氏は日本語で「ニッポン頑張って」とエールまで送ってくれたのだ。
真っ先に日本が困っているときに
こうして支援の手を差し伸べてくれる。
それが、ほんとの友好国というものだと思う。
また、呉氏は「台湾の人々と政府を代表して日本の被災者に改めて深い哀悼とお見舞いを表明する」とあいさつ。
災害発生時、日本と台湾はいつも相手のことを思い、双方の政府と人々は相互に支援の手を差し伸べてきた。
2016年の台南地震や18年の東部地震で日本から即座に救助隊や専門家チームが現地に派遣され、捜索や救助を支援してもらったことに感謝していることや、
新型コロナウイルス禍において、ワクチン計420万回分が台湾に提供されたことを挙げ、
「台湾に対する日本の友情は、われわれの心の中にずっとあり続けている」と述べた。
呉氏のこの言葉に、ますます台湾が好きになった。
国のトップが日本に温かい手を差し伸べてくれているのだ。
アメリカでさえ、いまだに日本に援助の意を示してこないのに。
多くの日本の人々が「台湾有事は日本有事」の言葉をよく口にしていることにも触れて、
「今、私は皆さんに『日本有事は台湾有事だ」と伝えたい」と強調。
台湾の人々に対し、「今こそわれわれが思いやりの心を示す時だ」と呼びかけ、日本に対して、「善の循環」をつなげていく姿勢を示したのである。
苦しい時こそ、手を組んで力を合わせる。
こんな国が他にあるのかと言いたい。
また、羽田空港で多大な事故が発生したことに対しても、
台湾という国から、あたたかいメッセージをもらっているのには、本当に心を打たれた。
羽田空港で航空機同士が衝突した事故を受け、
台湾の頼清徳(らいせいとく)副総統は、お見舞いのメッセージを日本語で投稿したのだった。
犠牲者の冥福と負傷者の一日も早い回復を祈るとした上で、「私たちは日本の皆さまとともにあります」と励ましの言葉を送ってくれた。
この励ましの言葉にはたくさんの「いいね」が付き、
日本人とみられる利用者から感謝を伝える返信が日本語や中国語、台湾語で複数寄せられている。
国際協力とはこういうことをいうのだと改めて感じた。
もし、台湾に有事が起きたら、
日本も積極的に
できれば、一番に
支援を送り、
温かいメッセージを
台湾の国民に対して
送り届けるべきだと思う。
例えば、半導体のTSMCに関しても、
日本と友好的だったからこそ
今回の立地協定に持ち込めたのではないかと思う。
日本という国が台湾に対しても即座に援助するからこそだ。
「台湾有事は日本有事」
このことを忘れることなく
台湾からの援助を感謝の気持ちで受け止めたい。
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