能登半島地震~首相の被災地訪問に疑問~
岸田首相は14日、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市に到着して、被災地を初視察した。
岸田首相の被災地入りは、地震発生後、初めてだ。
素朴に疑問に思っていたことが。
能登半島地震が発生した後、今日でもう14日が経つ。
14日。2週間だ。
この期間、首相の行動が気になり、行動を素人なりに見てきたが、
これといって、大きな記者会見をすることもなく、
国民になにか励みになることをメディアを通して発することもなく、
ただ、状況を静視しているだけに感じた。
意見を言いたいわけではない。
ただ、年始からのこの日本全体を揺るがした大ニュースのときに、
2週間もの間、何をしてたのかと問いたい。
もちろん、慌ただしい政局の中で、裏金事件などがあったのだから、
奔走されてこられたのは十分に分かるが、
国民にとっては、そんなことははっきり言って、どうでもいい話だ。
派閥問題や裏金事件などは勝手にやって、早く解決させてほしい。
ただの政治家間の問題。
国民、特に北陸・石川の人たちは、死ぬか生きるかの戦いをしているのだから。
そこのところをもっと首相には
認識してほしいと思う。
地震直後は道路事情などいろいろあると思うが、それでも首相は国のトップ。
手段は選ばず、視察しようと思えば、なんとかして来れたはずではと思ってしまう。
国民が大変な思いをして、苦しんでいるのである。
水もない。電気も通っていない。燃料もない。
どうやって生きていけばいいのか、分からない人々が大勢いる。
そんな苦境の中で、首相からの激励があれば、少しは被災地の人たちも
元気が出るはず。
国民が思い始める前に、もっと早く行動に移すべきだ。
地震発生1週間後でもよかった。
すぐに記者会見を首相主導で行い、
こういう指示を出したので、被災地の皆様、もう少し我慢してくださいなどの
会見をしていただけたら、安心感がもっと増したのではないかと感じる。
2週間後の今・・・
国民が被災地に目を向けている間に視察・激励していただきたかった。
様々な事情もあり、もっと早く現地・被災地に入りたかったという気持ちもあるかと推測されるが、
実際に行動に起こしてもらわなければ、国民には首相の内心は分かりづらい。
選挙対策ではないかと思われても嫌だけれど、それでもその評価は後から落ち着いたときに
ついてくるはず。
安倍首相。
いつもメディアに訴え、自らの行動を国民に知ってもらっていた気がする。
アピール力、リーダーシップ力がこういうところで優れていたのだと今となって
実感させられる。
会見でも、真顔でなく、時には笑顔交じりの元気な表情で記者会見を行っていた。
元気があった。
それを見て、日本国民は元気をもらっていた。
だから、政権も長期に渡って、続いたのだと思う。
国内に課題が山積している中で、どれを優先して、自らが行動して、
国民を励まし、了承を得ていくか、それが国のトップのあるべき姿ではないかと思う。
岸田首相は自衛隊員らに対し、
「令和の時代に入って最大級ともいわれる災害の発災時から現場に駆けつけ、救命・救助活動に全力であたってもらった」
として、心からの敬意と感謝を伝えたという。
また、「過酷な環境の中でがんばってもらっている」と労い、「自身が被災された方々も多くいると思う」と気遣った。
「厳しい環境だが、引き続き多くの被災者に寄り添い、心を通わせ、不安や将来への希望に応えてほしいと心からお願いする」と述べ、隊員一人一人の手をとった。
自衛隊員には感謝しかない。
けれど、
早く
被災地の方々を励ましてほしい。
悪天候の中、こんな事態でも頑張っている方々が大勢いらっしゃる。
被災されてもう2週間が経つのだ。
自分だったら、家もなにもかもなくし、途方にくれていると思う。
疲れも限界のはずだ。
元気の源を一刻も早く届けてほしいと願う。
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