ヘルスツーリズム~旅をきっかけに健康を考える~
コロナ禍が過ぎて、インバウンド旅行などのツアーが人気を取り戻しつつある。
国内でも再び旅行が活気づいてきて、年末にさしかかると余計に旅行客が増える。
今年は旅行に行きたい!!
ヘルスツーリズムという言葉がコロナ禍後、人気があるという。
ヘルスツーリズムとは、旅行という楽しみの中で、健康の回復とか健康増進を図る活動のこと。
旅をきっかけに健康へのリスクを減らす活動を指します。現在は健康と観光・交流を元にして、健康まちづくりや観光衛生マネジメントのような課題解決にも活用されており、領域を拡大させています。
簡単にまとめると、ヘルスツーリズムは
引用:日本ヘルスツーリズム振興機構
疾病予防とメディカルツーリズムに分かれます。
疾病予防にはヘルスプロモーション、特定疾患の予防、ウェルネスツーリズム。メディカルツーリズムは健診、治療、リハビリに分かれる。
私も今年は旅をしたい。旅行にしたいと思っていたところ、このヘルスツーリズムが耳に入ってきて、これはいいと思ったのでした。
コロナ禍では旅行すら行けなかったです。なおさら、それが引き金になって、旅をしたいという気持ちを引き立ててくれます。大事なのは、「旅で健康になるのではなく、旅をきっかけに健康になる」ということ。
1.2回の温泉やウォーキング、短期の保養所滞在などで病気が改善するというわけではないので注意したいところ。
旅を日常とは異なる空間と位置づけて、予防という観点で、健康的な日常生活を手に入れようという意識でそれが目的です。
海外では、健康と旅行の融合つまりヘルスツーリズムは至極当たり前のこととしてとらえられています。ギリシャ・ローマ時代に定着した休養・保養文化が医学的効果を生み出し、温泉だけでなく海浜にも治療効果や保養効果があるとされています。映画であったテルマエ・ロマエで有名です。
ただ旅行するだけでなく、旅行を楽しみながら、運動や食育などを意識して旅をする。ただ、旅行とはそんなものをいうわけではないという方もいるはず。健康になりたいわけで旅行にきているわけではないとおっしゃる意味も分かります。
今回のこのヘルスツーリズムは旅行を楽しむ中で、旅だけに集中しないで、空いた時間で自分の体のことも考えるという意味でとらえればいいのではないかと思います。
山を登るプランであれば、すぐに登りだすのではなく、登り始める前にストレッチをしたり、ヨガをしたり、などなど。
おもしろいかもしれないなと率直な気持ち、そう思いました。
ただ、ヘルスツーリズムを楽しむ中で、日本では経済産業省が主導となって、「旅と健康」という新しい視点で、
「ヘルスツーリズム認証制度」を立ち上げています。認証をしているプログラムに参加すると、中には、専門の相談員による健康チェックを受けた後にガイドと散策して有酸素運動をするものや、パワースポットの神社で森林浴をし、昼食は有機食材を使ったヘルシー料理を満喫。最後は、温泉に入り、心身のチェックを受け、アドバイスまで受けられるという豪華なプラン。
旅行料金はガイド料や飲食代、入浴料込みで1人5000円いかないものも・・。
他には
90分程サイクリングし、地元食材を使ったヘルシーメニューの昼食と45分のウォーキングのプログラムも。
行ってみたいものばかりです。今からの時期に最高かもしれません。ご参考にされたい方はこちら。
健康をテーマにした旅、ヘルスツーリズム。
自然豊かな環境の中で心と体を休めることで、生活習慣を見直すきっかけになるとして、良い企画だなと実感しました。
働く女性や従業員の健康を重視する企業から注目を集めると思う。
さまざまな企画も作られており、旅行商品としても人気が出るのではないでしょうか。それをバックアップする自治体も増えれば、旅行と健康増進の両方を味わうことができると思う。一石二鳥だ。
認証制度も、旅の企画が楽しく安全で安心して、健康回復につながるかを評価することになるすぐれもの。旅する人には参考になるのではないかと感じた。
秋を通り越して、冬がやってきた。
旅するなら、今がベストシーズン!?
健康も意識しながら、旅の醍醐味をしっかりと味わいたいと思う。
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