メッシが波紋を呼んでいる

メッシが波紋を呼んでいる

昨季J1王者・神戸と米プロリーグMLSのマイアミが対戦した。

0―0からPK戦の末、神戸が4―3で勝利した。

4日に香港で開催された親善試合を欠場したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(36)は後半15分から出場。

決定機を決められずノーゴールに終わった。

世界的スターの来日で注目を集めた一戦だったが、

観客数は満員(6万8000人)の半数以下となる2万8614人で空席が目立つ結果となった。

バロンドールを8度受賞した男に訪れた決定機は後半34分。

ペナルティーエリアでGKと1対1を迎えたが、左足シュートはファインセーブに阻まれた。

約30分間の出場で得点に絡むことはできなかったが、左足から繰り出される柔らかなパスや密集地帯を切り裂いていくドリブルで何度も見せ場を演出。

さすがに世界最高峰プレイヤーとして、見せ場を作り、観客を魅了したのであった。

しかし、一方で

4日に香港で行われた香港選抜との親善試合は欠場した。

高額な観戦チケット代を払った観客から返金を求められる騒動となった。

前日会見に1人で出席すると、欠場した理由を内転筋痛の影響と明かし、神戸戦に関しても「プレーできるか分からない」と出場を明言せず。動向に注目が集まっていたが世界的スターは日本のファンの期待に応えた。

これを目の当たりにした香港。

「日本での試合でメッシはセンセーションを巻き起こした」と神戸戦をリポート。

そのなかで「香港では『世紀の詐欺師』とまで言われた男は日本のファンを大いに沸かせた」と皮肉を綴り、

「ちなみに彼から負傷に関する報告はあったが、謝罪やお詫びはまだない」と怒りにも似た文を記している。

また、香港選抜との試合を目の当たりにしたファンからは、

「二度と来るな」「歓迎なんかしない」「2日で怪我が治るなんて奇跡だね」といったコメントを紹介。

そのうえで「香港や中国のファンの怒りは収まっていない。唖然とし、怒りながら返金を要求している彼らにとって、まさに悪夢のような出来事なのである」と一連の騒動に対する余波をまとめている。

日本では出場できたのに、なぜ香港では出場しなかったのかと香港のファンは言いたいのだろう。

香港の怒りも分からないでもないが、それはメッシにしか分からない。

香港熱があまりにもすごかったのか。

それとも、日本はあまり観客が少なく、逆にプレーしやすかったのか。

試合前にも、イニエスタが応援に駆け付け、メッシらにセレモニーを行い、VIP待遇だったともいわれる。

そういう日本の誠意に共感してくれたのかもしれない。

途中から、メッシが出場してくれたのは、ほんとにラッキーだった。

エース大迫も興奮

神戸のエースFW大迫勇也(33)も、さすがの存在感を発揮。

先発出場するとポスト直撃など4本のシュートを浴びせて、スター軍団のマイアミを脅かした。親善試合では異例の実施となったPK戦でも1番手で登場して冷静に決め、エースの貫禄を漂わせた。

 試合後、大迫は途中出場で対峙したメッシに感嘆。

「いや~、すごかった。やっぱり(カタール)W杯で優勝して。本当にイニエスタとやっていた感じが、同じような感覚があった」

昨季途中まで神戸でともにプレーしたイニエスタは、メッシとスペイン1部バルセロナ時代に盟友だっただけに、その姿を重ね合わせたという。

また、話題になった空席問題にも言及。

メッシをはじめスター軍団の来日にもかかわらず、この日の国立は空席が目立ち、観客数はわずか2万8614人で収容可能人数の半分以下だった。

「できれば、もっとたくさんのお客さんに見てほしかったなという思いがある」と残念そうな表情を浮かべていた。

波紋が収まる気配がない

ピッチ外での騒動が取りざたされた今回のアジアツアー。

6月に37歳となるメッシは限られた時間で確かに魅了した。

しかし、中国メディアは「中国のメッシファンにとって、今日はおそらく最も悲しい日となるだろう」と報道した。

「香港での親善試合で、メッシはプレーも発言もせず、感謝の意も示さなかった」としたうえで、

「多くのファンはメッシが日本に行ったときに同じことをするかどうかを非常に心配していたが、失望する結果となった」と伝えている。

「香港遠征では、メッシのファンに対する態度があまりにも酷かった。中国のファンもメッシが今夜プレーするかどうかを非常に気にしていたが、最終的には60分にメッシが途中出場し、日本のファンを喜ばせた。ふざけているのか! メッシは間違いなく日本が好きなのだ。香港では口を開く気すらない。この違いは本当に残念だ」

 最後に同メディアは、「メッシは国際的なスーパースターとして、世界中に多くのファンを持ち、長年にわたり愛されてきた。そのためか、メッシは以前のような謙虚なスーパースターではなく、より傲慢になった」

続けて「この一連の出来事で、中国でのメッシ人気も急落するだろう」と報じている。

スーパースターが出場しないと、ファンを取り巻く環境は怒りに変わる。

「メッシは間違いなく日本が好きなのだ。」というコメントには、個人的になんとなく共感できる。

スーパースターが来るからには、おもてなしが必要。日本人はそこをわきまえている。

早く怒りを鎮めて、メッシらスーパースターに出場してもらうにはどうすればいいのか考えるべきだと思う。

にしても、気がかりなのは、大迫選手が言っていた国立のピッチの状態(芝)。

国宝級が来日するピッチは早急に改善して、選手に万全な状態で開幕戦を迎えてほしいものだ。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント欄

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)