半導体を学ぶ

半導体を取り巻く情勢~2030年には100兆円の市場に~

半導体、半導体ってよく聞くけど、難しい感じがしてよく分からない。なので、自分なりに調べてみました。

   よかったら一緒に学習しませんか?

  • 半導体とは?
  • 半導体の成長とその行方
  • TSMCとは?
  • 産学官を巻き込んだ現状
  • 思うこと
  • 半導体とは?

半導体、半導体ってよく聞くけど、難しい感じがしてよく分からない。

 簡単に半導体について書きます。

半導体とは、一定の電機性質を持ったもののこと。物質には電気を通すものと通さないものがある。電気を通すものを導体、通さないものを絶縁体とよぶ。

完全に電気を通すということでなく、絶縁体としての性質も持っているために、「半導体」とよばれるのだそう。

では、どんなものに半導体が使われているのか?

パソコンやスマホにCPUという半導体が使われている。これがなければスマホも誕生しなかったと言うほど。なぜなら半導体は高度化と小型化に欠かせない。その他に、今やデジカメ、炊飯器、テレビ、ひいては銀行ATM、電車の運用、自動車などありとあらゆるものに搭載されている。短期的に好況と不況のサイクルを繰り返しながら、急速な成長を遂げている。

  • 半導体の成長とその行方

 クラウドサービスを展開するにも大量のサーバが必要となり、その分データセンターの需要が増加。サーバには様々な半導体が利用されており、半導体なくしてサーバを機能させることは不可能。

DX(デジタルトランスフォーメーション)化は、データ利用を促進し、企業活動が高度化・活発化することで無駄な労力も削減できると期待されている。DXを支えるのが5GやIoT。これらの技術が半導体にある。半導体の性能を向上させることが高度な情報技術、企業のDX化につながる。

半導体業界にもDX化が進められ、製造現場にAIが駆使され、人だけでは発見できなかった欠陥を見つけたり、人が対応していた作業をAIが省力化している。今注目されているChatGPTも半導体が支えている。

  • TSMCとは?

 世界から注目を集めている半導体企業に「TSMC」がある。国際政治にも多大なる影響を与えるほど重要な存在。TSMCは台湾の企業で世界でもトップクラスの時価総額らしい。半導体メーカーには設計を担い工場をもたない「ファブレス企業」と製造を担い工場を持つ「ファウンドリ企業」がある。TSMCは後者のファウンドリ企業。1987年に立ち上げ、今では世界中の主要半導体メーカーから製造を受注している。TSMCの時価総額は60兆円超え、トヨタの倍にあたるというからすごい。

TSMCは先んじて7nmを超えた微細加工に着手したことで他社に差をつけ、現在でも7nmレベルは世界でも数社だという。さらにいま、3nmの量産も進んでおり、2025年には2nmの量産を進めるそう。独走状態である。

TSMCが巨大な企業に成長できた理由は、大規模な投資サイクルを実践してきた経営面での貢献がある。大きな売り上げを大きな投資へ回し、その回転を速くすることで急速な巨大企業が実現。毎年数兆円の投資が行われているという。技術者を大事にする企業と言われ、優秀な技術者層を厚く保てている。半導体技術者の報酬額も日本の企業に比べて数倍に上ると言われているのだそう。

情報管理体制も徹底されており、管理システムが堅い。顧客同士がライバル企業であることが多く、TSMC内部でその情報が回らないようにするため。情報アクセス権限も上層部にまで徹底されているという。

  • 産学官を巻き込んだ現状

 国内では1990年代以降、日本勢の衰退から半導体を専攻する学生が減少した。人材不足が深刻化し20年間で約3割減ったという。半導体がハイレベルの研究開発から製造まであらゆる層で担い手を増やすことが喫緊の課題だ。

昨年、TSMCを熊本県菊陽町が誘致した。今年6月、ラピダスが次世代半導体の国産化を目指し北海道に誘致。産学官の連携は半導体への関心が低迷している理系学生の成長可能性をアピールして人材発掘が最大のねらい。特に即戦力としてもともと企業の評価が高い高専が存在感を増しているという。

国内でも人材を養成する産学官連携の枠組みが急加速している。生産拠点を持つ半導体企業と地元の大学・高専が一体となり、学生を指導、行政も支援して人材基盤の再建を目指していく。

  • 思うこと

 地政学リスク。最近ニュースでよく見かける言葉だ。なにげなく今まで聞いていたが、学習してみてようやくヒントを得た。米中対立に台湾有事のリスクが高まり、終わりの見えないウクライナ戦争への兵器供与。世界情勢は分断の色合いを濃くし、半導体を奪い合う構図を目の当たりにしている。なにをするにももはや、半導体が不可欠になっているのだ。日本もこの荒波から逃れられそうにない。

スマホが日本で手に入らなくなる可能性が十分にあることをもっと意識しなくてはならないと思う。

日本は技術を磨き、投資を続け、市場を先読みしながら、ビジネスで利益を上げることが今後できるのか?地球温暖化(地球沸騰化?)にも人類はしっかりと配慮しながら、国別に利益を最優先に考え、進化を遂げていくことが必要なことだと思う。

日本経済の勝敗がかかったこの競争に打ち勝つためには、将来を見据えた的確な予想と資金力、人材、かつ大胆に実行する実践力がいま、求められている。

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